小児科

 やさしく丁寧を心がけて診察いたします
なるべくお子さんをこわがらせることなく、やさしく丁寧を心がけて診察いたします。お子さんは些細なことで体調を崩しがちですが、一時的な症状であることも多く、病院にいくことが必要か判断が難しいこともあります。少しでも不安を感じられたら、遠慮無くご相談ください。診察では時間をかけてお薬や検査が必要な状況かどうか見極め、適切な診療を行って参ります。(当院では原則1歳以上のお子様を対象とさせていただきます。)詳しい検査が必要な時や、入院が必要な場合は、地域連携病院へ、また外科や耳鼻咽喉科、眼科等にかかわる病気のときにも、それぞれの専門医療機関をご紹介いたします。
 
当院では主に発熱、鼻づまり、鼻水、せき、のどの痛み、腹痛、便秘、おう吐、下痢、発疹、かゆみなどの症状の診療を行います。また、気管支炎、肺炎などの呼吸器疾患や、水痘、麻疹、風疹、おたふくかぜなどの伝染性疾患、皮膚炎、湿疹、あせも、とびひなどの皮膚疾患などの診療も行います。
 

当院でよく見る疾患は下記のようなご病気です。
◎は当院で迅速検査可能な病気です。

風邪症候群

いわゆるせきや鼻水、発熱といった風邪の症状を引き起こす病気の総称です。ほとんどがウイルスによる一時的な感染で、抗生物質を必要とせず、しっかり休息をとり、症状を緩和させる内服による対症療法で改善します。ただし、風邪なのかその他の病気なのか判断がつきにくいことも多いため、わからないときには医師に相談してください。重症化しないか、数日はしっかり症状の変化を観察することが重要です。
 

◎溶連菌感染症

A群溶血性連鎖球菌感染症で、発熱とのどの痛みが主な症状です。舌が赤くなったり、のどの扁桃が腫れて白い浸出液が付着したり、からだに発疹がでることもあります。適切な抗生物質を指示された期間内服することが必要です。溶連菌感染後には腎臓の病気を引き起こすことがあるので、治癒2週間後をめどにお小水のチェックを行います。保育園・幼稚園、小学校に通う子供たちがよくかかりますが、大人もかかることがあります。抗生剤を内服して解熱した後には登園、登校が可能です。
 

胃腸炎

下痢や嘔吐、腹痛、発熱が主な症状です。原因はロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどのウイルスによるものと、カンピロバクターやサルモネラ、病原性大腸菌など食中毒の細菌が原因の場合もあります。ウイルス性胃腸炎は冬場に多い、いわばおなかの風邪ですので、症状を緩和させる対症療法が主となります。嘔吐や下痢で脱水症状が著しい場合を除き、点滴治療などは不要です。ただし、胃腸炎は薬を使ってすぐ治る病気ではありません。症状が軽快するのにはどうしても数日時間がかかります。症状がつらいときには医師にご相談ください。
また激しい腹痛や血便、高熱が出たりする場合は細菌性腸炎や虫垂炎、腸重積などの疾患も考えられます。抗生物質が必要となる場合もあり、適切な診断が必要です。
 

◎インフルエンザ

例年12−3月にかけて流行する病気です。高熱、咳、頭痛、倦怠感、筋肉痛や関節痛が主な症状です。時に下痢や嘔吐、微熱といった胃腸炎のような症状を呈することもあります。発熱から4
8時間以内であれば抗インフルエンザ薬の服用で発熱の期間を短くすることができます。また、必ずしも抗インフルエンザ薬の服用は必要ではなく、解熱鎮痛剤の服用だけの対症療法を行う場合もあります。インフルエンザの検査は発症後12時間以上経過していると、正確に判断できることが多いですが、当院では発症早期にも比較的感度が高い検査機器を使い、なるべく早く診断できるような体制を整えています。ワクチンを接種することで罹患する確率を下げたり、重症化することを予防できます。ワクチンを打ってもインフルエンザになったから打たないという方もいらっしゃいますが、ご本人がインフルエンザを予防すること共に社会にウイルスの拡散を防ぐという意味でも予防接種は重要です。うがいと手洗いとともにワクチンの接種をおすすめいたします。
 

急性中耳炎

耳の中の鼓膜の裏側に炎症が起き、膿がたまる病気です。鼓膜の裏側を中耳といいますが、中耳は耳管という管で鼻の奥とつながっています。風邪を引いたことがきっかけで鼻の奥から細菌やウイルスが侵入して起こります。3歳くらいまでに罹りやすいですが、それは大人に比べ子供は耳管が太くて短く、細菌やウイルスが侵入しやすいためです。しっかり鼻をかめるようになると、徐々に中耳炎にかかりにくくなります。急性中耳炎では耳の痛みや耳が詰まったような感じ、耳だれや発熱を起こすことがあります。診断は耳鏡をつかって鼓膜を直接診察します。症状を軽くする対症療法を中心に状況に応じて抗生剤治療をおこないます。軽症の場合は当院でも対応いたしますが、耳鏡を使ってもしっかり鼓膜が見えない場合や、浸出液がたまる滲出性中耳炎などを起こしている場合には耳鼻科の先生をご紹介しています。
 

気管支炎・肺炎(◎マイコプラズマ肺炎)

主な症状は長続きする咳です。発熱や痰を伴うことも多いですが、咳だけが続くこともあります。かぜ症候群と異なって、38度以上の高熱でぐったりすることが多く、寝ているときに息苦しそうと心配されて来院されることも多いです。胸の聴診にてゼーゼー、ヒューヒュー、ゴロゴロといった呼吸音がすることがあり、気管支炎や肺炎と診断した場合にはかぜ症候群と異なり抗生剤が必要になります。呼吸状態によっては入院が必要になることもありますので、重症の場合は高次医療機関をご紹介いたします。
 

突発性発疹

生後半年から1歳前後のお子さんに起こるヒトヘルペスウイルス6・7によるウイルス性による病気です。ほとんどのお子さんが経験します。突然38−40度近くの発熱が3−4日続きますが、比較的元気で症状が熱だけのことも多いです。解熱した後に胸やおなか、背中、顔などに赤い発疹が出現します。発疹は熱が下がった後なので、熱が出ている最中に突発性発疹とは判断がつかないことが多く、毎日お子さんの観察が必要です。熱が下がっても発疹がでている間は、ぐずるお子さんも多いですが、自然と治っていきます。生まれて初めての高熱が突発性発疹ということも多く、同時に熱性痙攣を起こすお子さんもいらっしゃいます。しっかり熱を下げてあげることが重要です。けいれんを起こす場合は慌てず医師に相談しましょう。
 

手足口病

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによるウイルス性の疾患です。主に夏から秋口にかけて流行し口の中や手のひら、足の裏や足背に水疱性の発疹ができます。発熱は1/3ほどにみられますが38℃程度であまり高くならないことが多いです。5歳以下の小児が感染することがほとんどです。まれにウイルス性髄膜炎を起こすことがあるため、注意が必要です。くしゃみなどで感染する飛沫感染と、唾液や鼻水などが手に触れることで感染する接触感染が主な感染経路です。うがい手洗いはしっかり行うことが重要です。
 

ヘルパンギーナ

手足口病と同じ、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスによる急性のウイルス性咽頭炎です。発熱とのどの発赤や水疱ができ、水疱がつぶれると痛みがでます。夏に多く、1歳から5歳位のお子さんによく起こります。手足には発疹はでません。手足口病より熱が高く(39−40℃)出ることが多く、時に口の中が痛くてたべられなくなるお子さんもいらっしゃいます。食事がとれないときはゼリーやプリンなど冷たく、飲み込みやすいものを食べるようにしましょう。特別な治療方法はなく、自然治癒を待つことになるため、症状を緩和させる対症療法になります。手足口病と同様に飛沫感染と接触感染が主な感染経路です。うがい手洗いはしっかり行うことが重要です。
 

◎アデノウイルス感染症

アデノウイルスによる病気は大きくわけてアデノウイルス咽頭炎と咽頭炎に結膜炎を合併した咽頭結膜熱(プール熱)があります。(胃腸炎や風邪症状などほかの病気の原因になることもあります。)のどの発赤は強く4-5日の高熱を伴う扁桃炎を起こします。特効薬はなく症状を緩和させる対症療法をおこないます。咽頭結膜熱の場合は解熱し二日経つまで登園・登校は禁止です。飛沫感染と接触感染が主な感染経路です。うがい手洗いはしっかり行うことが重要です。
 

◎RSウイルス感染症

RSウイルスは鼻水や咳など風邪症状を起こすウイルスです。秋から春にかけて起こりやすい病気です。1度感染してもその後も何度もかかる可能性がありますが、徐々に症状は弱くなります。RSウイルスには特別なお薬があるわけではなく、症状を落ち着かせる対症療法が主となりますが、1歳未満の乳児が感染するとヒューヒュー、ゼーゼーといった喘鳴をともなった細気管支炎を引き起こします。迅速検査は1歳未満のお子さんが保険適応になります。1歳過ぎていてもこの病気にかかることがあり、喘鳴がひどく呼吸困難なと気には吸入の治療や状況によっては入院が必要になる場合もあります。
 

水ぼうそう(水痘)

水痘・帯状疱疹ウイルスによるウイルス感染症です。空気感染するので、接触しないでも同じ空間にいるだけで感染する可能性があります。皮疹はむし刺されの様な発赤で始まり、水膨れができてその後かさぶたになっていきます。体幹から四肢に広がっていきます。2014年10月から水痘ワクチンが定期接種となり、その後から水痘患者は激減していますが、ワクチンを接種しても罹患することがあります。必ずしも抗ウイルス薬を飲む必要はなく、軽症の場合は経過観察のみの場合もあります。皮疹をひっかくと、細菌感染をおこし、とびひ(伝染性膿痂疹)を合併することがあります。すべての皮疹がかさぶたにならないと登園・登校ができません。
 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

耳下腺(耳の下)の腫脹・痛みと発熱を主な症状とするムンプスウイルスによる感染症です。小児に起こることが多く、抗体がないと成人にもかかることがあります。両側の耳下腺が腫れることが多いですが、片側のみのこともあります。特効薬はないので痛みや熱に対して解熱剤などによる対症療法を行います。治癒まで約1週間ほどかかりますが、髄膜炎や難聴、精巣炎を起こすことが多いのです。経過中にひどい頭痛や難聴、睾丸の腫脹などが認められた場合は必ず医師に相談してください。予防接種によって防ぐことができますので、予防接種(1歳時、5〜6歳時)を強くお薦めいたします。


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