妊娠糖尿病にひっかからないために!原因・予防・検査を徹底解説

妊娠中は、お母さんと赤ちゃんの健康のために、
さまざまなことに気を配る必要があります。その一つに「妊娠糖尿病」があります。「妊娠糖尿病にひっかからないために、何をすればいいの?」と不安に思っている方もいるかもしれません。

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて見つかる糖代謝異常です。適切に管理されないと、お母さんや赤ちゃんにさまざまな影響を与える可能性があります。しかし、過度に心配する必要はありません。妊娠糖尿病の多くは、食事や生活習慣を見直すことで予防したり、コントロールしたりすることができます。

この記事では、妊娠糖尿病にひっかからないための具体的な予防策を中心に、原因やリスク、検査、もし診断された場合の対応についても詳しく解説します。正しい知識を身につけて、安心して妊娠期間を過ごすための参考にしてください。

目次

妊娠糖尿病とは?原因とリスクを知る

妊娠糖尿病の予防策を知る前に、まず妊娠糖尿病がどのようなものなのか、なぜ起こるのか、そしてどのようなリスクがあるのかを理解することが大切です。

妊娠糖尿病の定義と妊婦への影響

「妊娠糖尿病」とは、妊娠中に初めて発見または発症した、糖尿病に至らない糖代謝異常のことを指します。もともと糖尿病と診断されていた方が妊娠した場合や、妊娠前から糖尿病の可能性があった場合は、「妊娠中の糖尿病」として区別されます。妊娠中の糖代謝異常には、妊娠前からの糖尿病合併妊娠と妊娠中初発の糖代謝異常の2種類があるとされています(情報源:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター)。

妊娠中は、胎盤からさまざまなホルモンが分泌されます。これらのホルモンの中には、血糖値を下げる働きを持つインスリンの働きを妨げる性質(インスリン抵抗性)を持つものがあります。通常、妊婦さんの体はインスリンの分泌量を増やして対応しますが、インスリンの働きが十分に追いつかない場合に、血糖値が高い状態が続き、妊娠糖尿病となります。

妊娠糖尿病と診断されても、多くの場合は自覚症状がないため、定期的な妊婦健診での検査が非常に重要です。しかし、血糖値が高い状態が続くと、お母さんとお腹の赤ちゃんに様々な影響が出る可能性があります。妊娠中の高血糖は母体と胎児に影響を及ぼすため、適切なコントロールが不可欠です(情報源:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター)。特に、妊娠前からの血糖管理は重要で、HbA1c 6.5%未満を目標とすることが推奨されています(情報源:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター、情報源:日本糖尿病学会)。

母体への影響としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 妊娠高血圧症候群のリスク上昇:妊娠高血圧症候群は、妊娠後半期に発症し、母体と胎児の両方に危険を及ぼす可能性のある病気です。
  • 羊水過多症:羊水が異常に増える状態で、早産や前期破水、胎盤早期剥離などのリスクを高めます。
  • 肩甲難産:赤ちゃんが大きくなりすぎた場合に、分娩時に肩が骨盤に引っかかってしまう状態です。
  • 帝王切開率の上昇:巨大児や難産のリスクが高まるため、帝王切開が必要になる可能性が高まります。
  • 今後の妊娠での再発リスク:一度妊娠糖尿病になった方は、次の妊娠でも再び妊娠糖尿病になるリスクが高まります。
  • 将来的な糖尿病発症リスクの上昇:妊娠糖尿病を経験した方は、産後、数年~十数年の間に本格的な2型糖尿病を発症するリスクが有意に高まります(情報源:日本産科婦人科学会)。

妊娠糖尿病 なりやすい人の特徴(リスクファクター)

妊娠糖尿病になりやすい人にはいくつかの特徴があります。これらの特徴に当てはまるからといって必ず妊娠糖尿病になるわけではありませんが、より注意深い管理や予防が必要となります。

過去の妊娠・出産経験

  • 過去の妊娠で妊娠糖尿病になったことがある方:最も強いリスクファクターの一つです。前回の妊娠で経験した方は、次回の妊娠でも高確率で妊娠糖尿病になると言われています。
  • 巨大児を出産した経験がある方:過去に4000g以上の赤ちゃんを出産した経験がある方は、妊娠糖尿病だった可能性や、今回の妊娠で発症するリスクが高いと考えられます。
  • 原因不明の習慣性流産や早産、死産を経験したことがある方:流産や死産の原因の一つに、妊娠中の糖代謝異常が関連している場合があります。

体質・家族歴

  • 家族に糖尿病の方がいる(特に両親や兄弟姉妹などの近親者):糖尿病には遺伝的な要因が関わっていることが知られています。
  • ご自身が肥満傾向にある方(特に妊娠前のBMIが高い方):肥満はインスリン抵抗性を高める大きな要因です。
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたことがある方:PCOSの方はインスリン抵抗性を伴うことが多く、妊娠糖尿病のリスクが高いとされています。

体重・年齢などの要因

  • 高年齢出産の方:一般的に、高齢での妊娠は妊娠糖尿病のリスクが高まります。
  • 妊娠中に体重が急激に増加した方:妊娠中の体重増加は適切であることが重要です。急激な増加や、推奨される範囲を超えた増加はリスクとなります。
  • 特定の薬剤を服用している方:ステロイド薬など、血糖値を上昇させる可能性のある薬剤を服用している場合は注意が必要です。

これらのリスクファクターを知っておくことは、早期に注意を払い、予防に取り組む上で非常に役立ちます。ご自身に当てはまる項目がないか確認してみましょう。

妊娠糖尿病の原因(甘いものなど食事との関連)

妊娠糖尿病の主な原因は、妊娠中のホルモンバランスの変化によるインスリン抵抗性の増加です。しかし、それだけでなく、食生活や生活習慣も大きく影響します。「甘いものを食べ過ぎたから妊娠糖尿病になった」と単純に考えるのは少し違いますが、甘いものをはじめとする糖質の摂り方や食事全体のバランスは、血糖値のコントロールに深く関わっています。

妊娠中のホルモンバランスの変化

妊娠すると、胎盤からヒト胎盤性ラクトゲン(hPL)などのホルモンが分泌されます。これらのホルモンは、赤ちゃんに優先的にブドウ糖を送るために、お母さんの体をブドウ糖を利用しにくい状態にします。これがインスリン抵抗性です。通常、膵臓から分泌されるインスリンは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げる働きをしますが、インスリン抵抗性が高まると、インスリンが効きにくくなります。

健康な妊婦さんであれば、体がインスリンの分泌量を増やしてこの抵抗性に対応できます。しかし、もともとインスリンの分泌能力が低い方や、前述のリスクファクターを持つ方など、インスリンの追加分泌が追いつかない場合に、食後の血糖値が高い状態が続くようになります。

食生活や生活習慣の影響

インスリン抵抗性は妊娠によって起こる生理的な変化ですが、もともとの体質に加え、日頃の食生活や生活習慣が血糖値コントロールに影響を与えます。

  • 高糖質・高脂質の食事:糖質を一度にたくさん摂ったり、高脂質な食事を続けると、食後の血糖値が急激に上昇しやすくなります。特に、清涼飲料水やお菓子など、精製された糖質を多く含む食品は、血糖値を急激に上げる原因となります。「甘いもの」だけでなく、パンや麺類、ごはんといった主食の摂り方、揚げ物などの脂っこい食事にも注意が必要です。
  • 不規則な食事時間:食事の時間がバラバラだったり、朝食を抜いたりすると、次の食事で血糖値が急激に上がりやすくなります。
  • 運動不足:体を動かすと筋肉がブドウ糖を利用するため、血糖値が下がります。運動不足は血糖値が下がりやすい機会を減らします。妊娠中の運動は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、帝王切開などの予防に効果があるとされています(情報源:日本糖尿病学会)。
  • 体重増加:妊娠中の過度な体重増加は、インスリン抵抗性をさらに悪化させる可能性があります。
  • 睡眠不足やストレス:これらもホルモンバランスやインスリンの働きに影響を与え、血糖値コントロールを難しくする可能性があります。

このように、妊娠糖尿病は妊娠中の体の変化に加え、体質や日頃の食生活、生活習慣が複合的に影響して発症すると考えられています。「ひっかからないために」は、これらの要因を理解し、対策を講じることが重要です。

胎児・新生児への影響

妊娠糖尿病による高血糖は、胎盤を通じて赤ちゃんにも影響を及ぼします。

  • 巨大児:お母さんの高血糖により、赤ちゃんへ過剰なブドウ糖が供給され、赤ちゃんが大きくなりすぎる(巨大児となる)ことがあります。巨大児は分娩時のリスクを高めます。
  • 羊水過多:赤ちゃんの血糖値が高くなることで尿量が増え、羊水が多くなります。
  • 心臓や腎臓の肥大:高血糖の影響で、赤ちゃんの臓器が大きくなることがあります。
  • 新生児低血糖:お母さんの高血糖に慣れていた赤ちゃんが、出生後にお母さんからのブドウ糖供給がなくなると、自身のインスリン分泌が過剰になり低血糖を起こすことがあります。
  • 新生児高ビリルビン血症(黄疸):黄疸が強くなることがあります。
  • 多血症:血液中の赤血球が増加することがあります。
  • 呼吸窮迫症候群:肺の成熟が遅れることがあります。
  • 将来の肥満・糖尿病リスク:胎児期に高血糖にさらされた赤ちゃんは、成長してから肥満や糖尿病になりやすいという報告があります。

これらの影響を防ぐためにも、妊娠糖尿病の予防と早期発見・適切な管理が非常に大切なのです。

妊娠糖尿病予防の具体的な対策

「妊娠糖尿病にひっかからないために」実践できる最も効果的な対策は、食事療法運動療法を基本とした生活習慣の見直しです。これらの対策は、妊娠糖尿病の予防だけでなく、診断された後の治療の柱にもなります。

食事の基本とポイント

妊娠糖尿病予防における食事の最も重要なポイントは、血糖値の急激な上昇を抑えることです。そのためには、何を、どれだけ、どのように食べるかを意識する必要があります。過度な食事制限は禁物ですが、バランスの取れた食事を心がけましょう。

血糖値を上げやすい食べ物・飲み物

血糖値は、食事に含まれる糖質の量や種類によって上昇の度合いが異なります。特に血糖値を急激に上げやすいのは、吸収の早い糖質を多く含むものです。

避けるべき、または控えめにしたい食べ物・飲み物

  • 清涼飲料水、ジュース、加糖コーヒー・紅茶:液体に含まれる糖質は、固形物よりも吸収が早く、血糖値を急激に上げやすいです。特に果汁100%ジュースも、果物をそのまま食べるよりも糖分を多く摂りがちで食物繊維が少ないため注意が必要です。
  • お菓子、デザート:砂糖や小麦粉が多く含まれるケーキ、クッキー、チョコレート、アイスクリームなどは、糖質や脂質が多く、血糖値を上げやすい代表的な食品です。
  • 菓子パン、ドーナツ:こちらも砂糖やバターが多く使われており、血糖値が上がりやすいです。
  • 白米、白いパン、うどんなどの精製された穀物:これらの食品は、食物繊維が少なく消化吸収が早いため、血糖値が上がりやすい傾向があります。全く食べてはいけないわけではありませんが、量や食べ方に注意が必要です。
  • 揚げ物や脂っこい食事:脂質自体は血糖値を直接上げるわけではありませんが、消化を遅らせるため、食後の血糖値が高い状態が長く続く原因となることがあります。また、エネルギー過多になりやすく、体重増加にもつながります。
  • ジャガイモ、サトイモなどのイモ類:野菜に分類されますが、糖質が多いので食べる量に注意が必要です。

これらの食品を全く摂ってはいけないわけではありませんが、「ひっかからないために」は、食べる頻度や量を減らす、他の食品との組み合わせを工夫するなどの意識が大切です。

血糖値コントロールに役立つ食材

血糖値の急激な上昇を抑えるためには、食物繊維を豊富に含む食材を積極的に摂ることが効果的です。食物繊維は消化吸収を緩やかにし、食後の血糖値上昇を抑える働きがあります。また、ミネラルやビタミンもバランス良く摂ることが重要です。

積極的に摂りたい食材

  • 野菜(特に葉物野菜、きのこ、海藻類):レタス、ほうれん草、ブロッコリー、きのこ全般、わかめ、ひじき、もずくなど。これらの食品は低カロリーで食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富です。毎食たっぷり摂りましょう。
  • 全粒穀物、雑穀米、玄米、ライ麦パンなど:精製されていない穀物は、白米や白いパンに比べて食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、血糖値の上昇が比較的緩やかです。主食をこれらの食品に置き換えるのも良い方法です。
  • たんぱく質源:肉(脂肪の少ない赤身肉や鶏むね肉)、魚、卵、大豆製品(豆腐、納豆、豆乳)。たんぱく質は血糖値への影響が少なく、満腹感を得やすいです。
  • 良質な脂質:魚に含まれるDHA・EPA、アボカド、ナッツ類(無塩)、オリーブオイルなど。摂りすぎは良くありませんが、適量は必要です。
  • 果物:ビタミンやミネラル、食物繊維を含みますが、糖分も含まれるため食べる量に注意が必要です。一度に大量に食べるのではなく、1日の推奨量を数回に分けて摂るのがおすすめです。

これらの食材をバランス良く組み合わせることが、血糖値を安定させる上で重要です。

食事の摂り方の工夫(回数、食べる順序)

何を食べるかだけでなく、どのように食べるかも血糖値コントロールには非常に重要です。

  • 分割食:1日3回の食事に加えて、間食を2~3回入れる「分割食」が推奨されることがあります。一度にたくさんの量を食べると血糖値が大きく上がってしまいますが、食事を小分けにすることで、食後の血糖値の上昇を緩やかにできます(情報源:日本産科婦人科学会、情報源:済生会)。間食には、無糖ヨーグルト、少量のナッツ、チーズ、野菜スティック、果物少量などがおすすめです。甘いお菓子やジュースは間食には不向きです。
  • 食べる順序「ベジファースト」や「カーボラスト」を意識しましょう。食事の最初に食物繊維が豊富な野菜やきのこ、海藻類を食べることで、その後の糖質の吸収を緩やかにする効果が期待できます。次に肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質、最後に炭水化物(ごはん、パン、麺)を食べるようにします。
  • ゆっくりよく噛んで食べる:早食いは血糖値を急激に上げやすいです。一口ずつよく噛んで、ゆっくり時間をかけて食べることで、満腹感も得られやすくなります。
  • 寝る前の食事を控える:寝る直前に食事を摂ると、寝ている間に血糖値が高い状態が続きやすくなります。就寝前2~3時間は食事を終えるのが理想です。

これらの工夫を取り入れることで、同じ内容の食事でも血糖値の上がり方を抑えることが期待できます。

妊婦におすすめの食事メニュー例(朝・昼・夕・間食)

具体的なメニュー例を挙げることで、日々の食事の参考にしていただけます。あくまで一例であり、量や内容は個々の状態に合わせて調整が必要です。

食事メニュー例

食事の種類 おすすめのメニュー例 ポイント
朝食 雑穀米のご飯、豆腐とわかめの味噌汁、焼き鮭、ほうれん草のおひたし 栄養バランス良く、しっかり摂る。和食がおすすめ。
全粒粉パン(1枚)、鶏むね肉とレタスのサンドイッチ、無糖ヨーグルト、ミニトマト パンの場合、全粒粉やライ麦パンを選び、たんぱく質や野菜を組み合わせる。
昼食 玄米のご飯、豚肉と野菜の生姜焼き(脂身少なめ)、きのこのソテー、具だくさんスープ 野菜をたっぷり使い、定食スタイルでバランス良く。
鶏肉と彩り野菜のパスタ(全粒粉麺や低糖質麺)、付け合わせのサラダ パスタは全粒粉麺を選び、ソースはクリーム系よりトマトソースや和風がおすすめ。
夕食 白身魚の蒸し料理(たっぷり野菜と)、大豆とひじきの煮物、わかめとキュウリの酢の物、少量のご飯 脂質を控えめに、魚や豆腐でたんぱく質を。野菜や海藻を多く取り入れる。
豆腐ハンバーグ、彩り野菜のオーブン焼き、春雨サラダ(ノンオイルドレッシング)、少量のご飯 ヘルシーなハンバーグでたんぱく質を。野菜は加熱するとカサが減りたくさん摂れる。
間食 無糖ヨーグルト、ナッツ(ひとつかみ程度)、チーズ、野菜スティック、果物少量 食間の血糖値を安定させる。甘いものやジュースは避ける。

これらのメニューはあくまで基本的な考え方を示すものです。調理法も、揚げるよりは焼く、蒸す、茹でる、和えるなどを選ぶと脂質を抑えられます。

外食・コンビニ食での注意点

外食やコンビニ食を利用する機会もあると思いますが、工夫次第で血糖値への影響を抑えることができます。

  • 定食スタイルのものを選ぶ:主食・主菜・副菜が揃った定食はバランスが取りやすいです。ご飯は少なめにしてもらうか、半分残すなどの調整を。
  • 野菜をプラスする:コンビニならカット野菜や海藻サラダを、外食なら付け合わせのサラダや野菜炒めを追加しましょう。最初に野菜から食べることを意識します。
  • 麺類や丼ものだけにならないようにする:これらは炭水化物に偏りがちです。サラダやお惣菜を追加してバランスを取りましょう。
  • 飲み物:水やお茶を選び、加糖の飲み物やジュースは避けます。
  • 食べる順序を意識する:サラダがあればサラダから、なければ具材が多い味噌汁などから食べ始めましょう。

日常生活で気をつけたいこと

食事だけでなく、適度な運動や規則正しい生活も妊娠糖尿病の予防には欠かせません。

適度な運動の重要性

体を動かすことは、血液中のブドウ糖を筋肉がエネルギーとして利用するため、血糖値を下げる効果があります。特に食後の運動は、食後の急激な血糖値上昇を抑えるのに有効です。妊娠中の運動は、母体の血糖コントロール改善や過度な体重増加を抑制する効果など、健康増進につながります(情報源:日本糖尿病学会)。

  • 食後すぐに軽い運動を:食後15分~1時間後くらいに、10分~20分程度の軽い運動をするのがおすすめです。例えば、食後に少し散歩するだけでも効果があります。
  • 毎日続けることが大切:一度に長時間行うよりも、毎日少しずつでも継続することが効果的です。

妊娠中に安全な運動の例

妊娠中の運動は、母体と胎児の安全を最優先に行う必要があります。必ず始める前に主治医や助産師に相談し、許可を得てから行いましょう。無理のない範囲で、体調が良い日に行うことが大切です。

  • ウォーキング:最も手軽で安全な運動の一つです。景色を楽しみながら、無理のないペースで歩きましょう。転倒に注意し、安定した靴を選びます。
  • マタニティヨガ、マタニティビクス:妊娠中の体に適したプログラムで行われるため、安心して行いやすいです。体の柔軟性を高めたり、リラックス効果も期待できます。
  • 水中ウォーキング、マタニティスイミング:水の浮力で体に負担がかかりにくく、おすすめです。
  • ストレッチ:軽いストレッチで体の凝りをほぐすのも良いでしょう。

激しい運動や、お腹に負担がかかる運動、転倒の危険がある運動は避けましょう。体調が優れないときや、お腹が張るときは無理せず休みます。

体重管理の目安と方法

妊娠中の適切な体重増加は、お母さんと赤ちゃんの健康のために非常に重要です。過度な体重増加は妊娠糖尿病だけでなく、妊娠高血圧症候群などのリスクも高めます。

妊娠前の体格別 推奨体重増加量(厚生労働省)

妊娠前のBMI 推奨体重増加量
BMI 18.5未満(やせ) 12~15kg
BMI 18.5以上25.0未満(ふつう) 10~13kg
BMI 25.0以上(肥満) 目安 5~10kg (※個別の状況によって慎重な対応が必要)

※これはあくまで目安です。個々の身長や体質、妊娠経過によって適切な体重増加量は異なりますので、必ず主治医の指導に従ってください。

体重管理のためには、前述の食事療法が基本となります。加えて、毎日同じ時間に体重を測定し、記録することで、体重の推移を把握しやすくなります。急激な増加が見られた場合は、食事内容や量を見直したり、医師に相談したりしましょう。

規則正しい生活と睡眠

規則正しい生活リズムを保つことも、妊娠糖尿病予防に役立ちます。

  • 十分な睡眠:睡眠不足はホルモンバランスを乱し、インスリンの働きを悪くする可能性があります。夜はしっかり眠り、昼間に眠気を感じる場合は短時間の昼寝を取り入れましょう。
  • 規則正しい食事時間:できるだけ毎日同じ時間に食事を摂ることで、体のリズムが整い、血糖値の変動が安定しやすくなります。
  • 喫煙・飲酒:妊娠中は禁煙・禁酒が基本です。喫煙は血管に悪影響を与え、血糖コントロールを難しくする可能性があります。

ストレスマネジメント

ストレスは自律神経やホルモンバランスに影響を与え、血糖値を上昇させる可能性があります。妊娠中は心身ともに変化が多く、不安やストレスを感じやすい時期です。

  • リラックスできる時間を作る:趣味の時間を持つ、好きな音楽を聴く、アロマテラピーを楽しむなど、ご自身がリラックスできる方法を見つけましょう。
  • 適度な休息:無理せず、疲れたら休みましょう。
  • 誰かに相談する:一人で抱え込まず、家族や友人、医師、助産師などに話を聞いてもらうことも大切です。

食事、運動、生活習慣のバランスを整えることが、妊娠糖尿病にひっかからないための総合的な予防策となります。

妊娠糖尿病の検査について

妊娠糖尿病は自覚症状がないことが多いため、妊婦健診での検査が非常に重要です。検査を適切に受けることで、もし妊娠糖尿病であった場合も早期に発見し、適切な管理につなげることができます。

妊婦健診で行われる一般的な検査

多くの妊婦健診でスクリーニングとして行われる検査です。

尿糖検査と随時血糖検査

  • 尿糖検査:妊婦健診の度に、尿中に糖が出ているかを調べます。通常、血糖値がある程度高くなると尿に糖が出やすくなるため、尿糖陽性の場合は血糖値が高い状態にある可能性が考えられます。ただし、妊娠中は腎臓の機能が変化し、血糖値が正常でも尿糖が出やすい体質になる方もいます。そのため、尿糖陽性だけでは確定診断はできませんが、精密検査を行うきっかけとなります。
  • 随時血糖検査:食事時間に関係なく、採血した時点での血糖値を測る検査です。これもあくまでスクリーニングであり、これだけで確定診断はできません。

これらの検査で異常が見られた場合や、前述のリスクファクターが多い場合などに、より詳しい精密検査が勧められます。

75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)

妊娠糖尿病の診断に用いられる最も一般的な精密検査です。

検査の目的と実施時期

  • 目的:ブドウ糖を摂取した後の血糖値の変動を詳しく調べることで、体の糖代謝能力を正確に評価します。これにより、妊娠糖尿病であるかどうかを診断します。
  • 実施時期:妊娠中期、特に妊娠24週~28週頃に行われるのが一般的です。この時期は、インスリン抵抗性が高まり、妊娠糖尿病を発症しやすい時期だからです。リスクが高い方など、医師が必要と判断した場合は、妊娠初期に行われることもあります。

検査の具体的な流れと注意点

75gOGTTは、数時間にわたる検査です。正確な結果を得るためには、検査前の過ごし方が非常に重要です。

検査の流れ(一般的な例)

  1. 検査前日の準備:通常、検査前日の夜〇時以降(例えば21時や22時など)は、絶食となります。水は飲んでも良い場合が多いですが、これも病院の指示に従ってください。食事だけでなく、アメやガムなども口にしないようにします。検査前は激しい運動も控えるよう指示されることがあります。
  2. 検査当日 朝:空腹の状態で病院に行きます。
  3. 1回目の採血(空腹時血糖):まず、ブドウ糖を摂取する前の空腹時の血糖値を測るために採血します。
  4. ブドウ糖液の摂取:ブドウ糖が75g含まれた甘い炭酸水を飲みます。この液体は量が多く、甘みが強いため、気分が悪くなる方もいますが、時間をかけすぎず、指示された時間内(例:5分以内)に全て飲み切る必要があります。
  5. 安静:ブドウ糖液を飲み終わってから、指定された時間(1時間後と2時間後)に正確に採血できるよう、病院内で安静に過ごします。この間、飲食や喫煙、激しい運動はできません。
  6. 2回目、3回目の採血(負荷後1時間値、負荷後2時間値):ブドウ糖液を飲み始めてからちょうど1時間後と2時間後に、それぞれ血糖値を測るために採血します。

これらの3回の採血(空腹時、負荷後1時間、負荷後2時間)の血糖値が、それぞれ定められた基準値を超えた場合に、妊娠糖尿病と診断されます。一般的な診断基準としては、空腹時血糖値≧92mg/dL,1時間値≧180mg/dL,2時間値≧153mg/dLのいずれか1つ以上を満たす場合とされています(情報源:済生会)。

検査前日の注意点(甘いものなど)

75gOGTT検査の前日や当日は、医師や病院から具体的な指示があります。最も重要なのは絶食指示を厳守することです。

検査前日の注意点 補足
指定された時間以降の絶食 通常は夕食後、寝る前あたりから検査終了まで。水以外の飲食は控える。
甘いもの、ジュースは絶対にNG 血糖値に影響を与えるため、絶食時間に限らず前日も過剰な摂取は避けた方が良い場合も。
普段通りの食事を心がける(極端な食事制限はしない) 検査のためだけに前日から急に糖質を極端に減らすと、正確な結果が出ない可能性があります。
アルコールは控える アルコールも血糖値に影響を与えることがあります。
激しい運動は避ける 運動も血糖値に影響します。
医師や病院からの具体的な指示を厳守する 病院によって詳細な指示が異なる場合があるため、必ず確認し従うこと。

妊娠糖尿病 検査してない場合のリスク

「ひっかかりたくないから検査を受けたくない」「検査を忘れてしまった」などの理由で妊娠糖尿病の検査を受けないことは、お母さんや赤ちゃんにとって非常にリスクが高い行為です。

妊娠糖尿病は自覚症状がないことがほとんどです。そのため、検査を受けないと自分が妊娠糖尿病であることに気づかず、血糖値が高い状態が妊娠期間中ずっと続いてしまう可能性があります。これは、前述した母体や胎児への様々なリスク(巨大児、新生児低血糖、妊娠高血圧症候群など)を回避する機会を失うことを意味します。

もし検査で妊娠糖尿病と診断されたとしても、早期に発見し、適切な食事療法や運動療法、必要に応じてインスリン療法を行うことで、血糖値を良好にコントロールし、これらのリスクを最小限に抑えることが可能です。検査を受けることは、妊娠糖尿病に「ひっかかる」ことではなく、安全な妊娠と出産のために必要なステップなのです。検査結果を受け止め、適切に対応していくことが、お母さんと赤ちゃんの未来を守ることにつながります。

もし妊娠糖尿病にひっかかったら?

精密検査の結果、妊娠糖尿病と診断されたとしても、過度に落ち込む必要はありません。診断されたからといって必ずしも赤ちゃんに悪い影響が出るわけではありません。重要なのは、診断後の適切な管理をしっかり行うことです。

妊娠糖尿病と診断されたら

75gOGTTの基準値を一つでも超えた場合、「妊娠糖尿病」と診断されます。診断されたら、今後の管理について医師や管理栄養士から詳しい説明があります。

専門家によるサポートの重要性

妊娠糖尿病の管理は、ご自身だけで行うのは困難です。必ず医師や管理栄養士、看護師などの専門家のサポートを受けましょう。

  • 医師:妊娠糖尿病の診断、合併症のチェック、治療方針の決定(食事療法、運動療法、インスリン療法など)、妊娠経過の観察を行います。
  • 管理栄養士:個々の妊婦さんの状態や食習慣に合わせて、具体的な食事療法の指導を行います。一日のエネルギー摂取量、糖質・たんぱく質・脂質のバランス、具体的な食品の選び方、調理法、分割食の方法などをアドバイスしてくれます。過剰な食事制限はケトーシスリスクを高め、母児に悪影響を及ぼすため注意が必要です(情報源:済生会)。
  • 看護師・助産師:自己血糖測定の方法指導、日々の血糖値の記録の確認、インスリン自己注射の方法指導、精神的なサポートなどを行います。

専門家と連携し、チームで妊娠糖尿病の管理に取り組むことが、良好な血糖コントロールには不可欠です。分からないことや不安なことは、遠慮なく質問しましょう。

診断後の食事療法と自己管理

妊娠糖尿病の治療の基本は、診断前の予防策と同様に食事療法です。より厳密な血糖コントロールが必要になります。

血糖値の目標設定と測定

妊娠糖尿病と診断された場合、管理目標となる血糖値の基準が定められます。一般的な目標値としては、空腹時95mg/dL未満および食後1時間値140mg/dL未満、または空腹時95mg/dL未満および食後2時間値120mg/dL未満が挙げられます(情報源:日本産科婦人科学会)。

※具体的な目標値は、学会のガイドラインや医療機関の方針によって異なる場合があります。主治医から示された目標値を確認してください。

これらの目標値を達成するために、自己血糖測定を行います。指先から少量の血液を採取し、血糖測定器でその場で血糖値を測ります。測定するタイミング(食前、食後1時間、食後2時間、寝る前など)や回数は、医師の指示に従います。

自己血糖測定は、ご自身の食事や運動がどの程度血糖値に影響しているかを把握し、管理に役立てるための重要なツールです。測定結果は記録しておき、次の妊婦健診の際に医師に見せましょう。

食事内容の調整と具体的な工夫

診断後の食事療法は、予防段階よりもさらに細かく指導されます。管理栄養士から、一日の摂取エネルギー量や、各栄養素のバランス(糖質、たんぱく質、脂質)、食品交換表を使った具体的な食品の量などが示されます。

診断後の食事のポイント

  • 指示されたエネルギー量・栄養バランスを守る:赤ちゃんに必要な栄養をしっかり摂りながら、血糖値が上がりすぎないように調整します。
  • 糖質の量と質を意識する:一回の食事で摂る糖質の量を一定に保ち、急激に血糖値を上げる精製された糖質(砂糖、白い米やパン、麺類など)は控えます。食物繊維の多い食品(野菜、きのこ、海藻、全粒穀物)を積極的に摂ります。
  • 分割食を徹底する:1日3回の主食に加え、間食を2~3回入れ、血糖値の変動を小さくします(情報源:日本産科婦人科学会)。
  • 食べる順序を守る:野菜・きのこ・海藻類 → たんぱく質 → 炭水化物の順に食べます。
  • よく噛んでゆっくり食べる:早食いを避けます。
  • 寝る前の食事を控える:就寝前2~3時間は食事を終えます。

管理栄養士からは、具体的な献立例や、外食・コンビニ利用時の注意点など、実践的なアドバイスがもらえます。分からないことや、どうしても守れないと感じることがあれば、正直に伝えて相談しましょう。完璧を目指しすぎず、できることから継続することが大切です。

運動療法とインスリン療法

食事療法で目標血糖値が達成できない場合は、運動療法やインスリン療法が検討されます。

  • 運動療法:医師の許可を得た上で、安全な範囲で適度な運動を取り入れます。特に食後のウォーキングなどは、食事療法の効果を高めるのに役立ちます。無理のない、妊娠中でも安全な運動を選びます。
  • インスリン療法:食事療法と運動療法を行っても血糖値が高い状態が続く場合、インスリンの自己注射が必要になることがあります。インスリンは血糖値を下げるホルモンで、妊娠中でも安全に使用できます(情報源:日本産科婦人科学会)。インスリンはブドウ糖のように胎盤を通過しないため、赤ちゃんに直接影響することはありません。注射と聞くと抵抗があるかもしれませんが、専門家から指導を受ければご自身で簡単に行うことができます。

妊娠糖尿病の管理は、出産まで続きます。診断された場合は、一人で悩まず、必ず医療機関のサポートを受けながら、お母さんと赤ちゃんの健康のために一緒に取り組んでいきましょう。

妊娠糖尿病予防に関するよくある質問(Q&A)

妊娠糖尿病の予防や管理に関して、妊婦さんからよく聞かれる質問をまとめました。

Q1. 甘いものを完全に断たないとダメですか?

A1. いいえ、完全に断つ必要はありませんが、摂り方と量に注意が必要です。

「甘いもの=妊娠糖尿病になる」というわけではありません。問題となるのは、血糖値を急激に上げるような糖質の摂り方です。砂糖が多く含まれるお菓子や清涼飲料水は、血糖値を急激に上昇させやすいため、できるだけ控えるのが望ましいです。

しかし、果物に含まれる果糖や、ごはんやパンに含まれる糖質も糖分です。バランスの取れた食事を心がけ、特定の食品だけを避けるのではなく、食事全体で糖質の量や質をコントロールすることが重要ですし、過剰な食事制限はケトーシスリスクを高める可能性もあります(情報源:済生会)。

例えば、間食に甘いものを食べたいときは、量をごく少量にする、食後にすぐ食べるのではなく、食事と食事の間の血糖値が下がりきらない時間帯(間食として)に食べる、他の栄養素(食物繊維やたんぱく質)と一緒に摂るなどの工夫をすることで、血糖値の急激な上昇を抑えやすくなります。どうしても不安な場合は、管理栄養士に相談して、ご自身の食習慣に合わせた具体的なアドバイスをもらいましょう。

Q2. つわりがひどい時の食事はどうすればいいですか?

A2. つわりがひどい時は、食べられるものを食べられる量だけ、頻回に分けて摂ることを優先しましょう。

つわり中は、食事のバランスを整えるのが難しい場合が多いです。無理に食べようとして吐いてしまったり、特定の食品しか受け付けなかったりすることもあります。このような時期は、まず脱水を防ぎ、少しでも何か口にできることを優先することが大切です。

  • 一度にたくさん食べず、少量ずつ頻回に(1日5~6回以上に分けて)食べましょう。
  • 冷たいものや、あっさりしたもの、匂いが少ないものなど、食べやすいものを選びましょう。
  • 水分補給をしっかり行いましょう。ただし、糖分を多く含むジュースやスポーツドリンクは避け、水やお茶、薄味のスープなどがおすすめです。
  • 「食べたい」と思ったものを、食べられる時に食べましょう。

つわりが落ち着いてきたら、徐々にバランスの取れた食事に戻していくようにします。つわりがひどい場合や、食事があまり摂れない日が続く場合は、遠慮なく医師や助産師に相談してください。必要に応じて、点滴などの対応を検討してくれます。

Q3. 妊娠後期からでも予防は間に合いますか?

A3. はい、妊娠後期からでも血糖値コントロールを意識することは重要です。

妊娠糖尿病は妊娠中期以降に発症しやすいですが、妊娠後期でも発症することがあります。また、すでに発症している場合でも、適切な食事療法や運動療法を行うことで、血糖値を良好にコントロールし、赤ちゃんへの影響を最小限に抑えることが可能です。

妊娠後期になってから初めて妊娠糖尿病と診断されたとしても、そこで初めて食事や生活習慣を見直すことは、今後の管理において非常に意味があります。診断の時期に関わらず、専門家の指導のもと、できる限りの対策を講じることが大切です。

Q4. 産後も糖尿病に注意が必要ですか?

A4. はい、妊娠糖尿病を経験した方は、産後も糖尿病になるリスクが高いです。

妊娠糖尿病を経験した方の約3~5割が、産後10年以内に2型糖尿病を発症すると言われており、中には将来の糖尿病発症リスクが7倍高いという報告もあります(情報源:日本産科婦人科学会)。そのため、出産後も油断せず、健康診断などで定期的に血糖値をチェックすることが推奨されます。

産後も、妊娠中に学んだ血糖コントロールのための食事療法や運動療法を継続することが、将来の糖尿病予防につながります。体重を妊娠前の状態に戻すことや、健康的な生活習慣を続けることが大切です(情報源:国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター)。また、母乳育児は、お母さんのインスリン感受性を改善し、将来の糖尿病リスクを低下させる可能性があると言われています。

もし、産後も血糖値が高い状態が続く場合は、医師に相談し、適切なアドバイスや治療を受けましょう。

妊娠糖尿病を予防して安心して妊娠期間を過ごしましょう

「妊娠糖尿病にひっかからないために」は、過度な心配や自己流の極端な食事制限ではなく、正しい知識に基づいたバランスの取れた食事と適度な運動、そして規則正しい生活習慣が何よりも大切です。妊娠中の体はデリケートですが、無理のない範囲でできることから始めてみましょう。

妊娠糖尿病は、お母さんと赤ちゃんの健康に影響を与える可能性があるものの、早期に発見し適切に管理すれば、ほとんどの方が安全に出産を迎えることができます。不安なことや疑問があれば、一人で悩まずに、必ず医師や助産師、管理栄養士といった専門家に相談してください。専門家はあなたの強い味方になってくれます。

この記事でご紹介した予防策を参考に、日々の生活を見直し、お母さんと赤ちゃんの健康のために、安心して妊娠期間を過ごしてください。


免責事項: 本記事で提供する情報は、一般的な知識の提供を目的としており、個々の病状や状態に対する医学的なアドバイス、診断、治療を意図するものではありません。ご自身の健康状態については、必ず医師やその他の医療専門家にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次