アフターピル飲んだのに陽性…なぜ?原因・確率と今すぐすべきこと

アフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗した、あるいは避妊しなかった性行為の後に服用することで、妊娠を回避する確率を高める薬剤です。
しかし、その効果は100%ではなく、残念ながら服用しても妊娠に至るケースは存在します。

アフターピルの種類によって妊娠を阻止できる確率は異なり、服用までの時間にも大きく左右されます。
代表的なアフターピルには、レボノルゲストレルを主成分とするタイプと、ウリプリスタル酢酸エステルを主成分とするタイプがあります。

アフターピルの種類 服用期限 妊娠阻止率(目安)
レボノルゲストレル 性行為後72時間以内 80%程度
ウリプリスタル酢酸エステル 性行為後120時間以内 98%程度

※いずれも性行為からの時間が短いほど効果は高くなります。

レボノルゲストレル錠の場合、性行為後24時間以内の服用であれば妊娠阻止率は約95%と報告されていますが、72時間近くになると効果が低下します。
ウリプリスタル酢酸エステル錠は、72時間を過ぎても効果が持続し、最大120時間以内の服用で高い効果が期待できます。

これらの数値はあくまで臨床試験などでの平均的な結果であり、個人の体の状態や性行為のタイミング、服用状況などによって実際の妊娠確率は変動します。
そのため、アフターピルを飲んでも、記載されている失敗率程度の可能性で妊娠するリスクは常に存在します。

目次

なぜ?アフターピル飲んだのに妊娠する原因

アフターピルを適切に服用したつもりでも妊娠してしまう原因はいくつか考えられます。
主な原因を見ていきましょう。

服用タイミングが遅かった

アフターピルは、性行為後できるだけ早く服用することが重要です。
推奨される服用期限(レボノルゲストレル錠は72時間以内、ウリプリスタル酢酸エステル錠は120時間以内)を過ぎてしまうと、効果が著しく低下します。
また、期限内であっても、性行為から時間が経過するほど妊娠阻止率は下がります。
例えば、レボノルゲストレル錠を72時間近くになってから服用した場合、妊娠する確率は高まります。
アフターピルは主に排卵を遅らせることで避妊効果を発揮するため、排卵が近づいている、あるいはすでに排卵してしまっている場合には効果が十分に得られない可能性があるためです。

すでに排卵・受精していた可能性がある

アフターピルは、主に排卵を抑制または遅延させることで妊娠を防ぎます。
しかし、性行為があった時点ですでに排卵が終わっていた場合や、すでに受精が成立してしまっていた場合には、アフターピルを服用しても妊娠を防ぐことはできません。
アフターピルには受精卵の着床を直接的に阻害する効果はないとされています。
最も妊娠しやすい時期(排卵日前後)の性行為だった場合、アフターピルの効果が期待できない可能性が高まります。

服用直後に嘔吐してしまった

アフターピルを服用してから数時間以内に嘔吐してしまった場合、薬の成分が十分に体内に吸収されず、効果が得られない可能性があります。
一般的に、服用後2時間以内に嘔吐した場合は、再服用が必要となることが多いです。
もし服用後に嘔吐してしまった場合は、できるだけ早く処方を受けた医療機関に相談し、再服用の要否を確認してください。
自己判断で再服用せず、必ず医師の指示を仰ぐことが大切です。

他の薬やアルコールの影響

一部の薬剤(特定の抗生物質、抗てんかん薬、セントジョーンズワートなど)は、アフターピルの効果を弱める可能性があります。
これらの薬を日常的に服用している場合は、アフターピルを処方してもらう際に医師に必ず伝えましょう。
また、大量のアルコール摂取も薬の吸収や代謝に影響を与える可能性が指摘されていますが、明確な根拠は少なく、一般的な注意喚起にとどまります。
しかし、薬の効果を最大限に得るためには、アルコールは控えることが望ましいでしょう。

偽陽性の可能性も

妊娠検査薬の陽性反応が必ずしも妊娠を示しているわけではなく、「偽陽性」の可能性も考えられます。
偽陽性とは、実際には妊娠していないのに検査薬が陽性を示すことです。
以下のような場合に偽陽性が出ることがあります。

  • 検査の時期が早すぎる: 性行為から間もない時期に検査した場合、妊娠によるHCGホルモンが十分に分泌されていなくても、他のホルモンや成分に反応してしまう可能性があります。
  • 排卵誘発剤などの影響: 不妊治療などでHCG製剤を含む排卵誘発剤を注射した場合、その成分が体内に残っている期間は妊娠していなくても陽性反応が出ることがあります。
  • 胞状奇胎や絨毛性疾患: これらの疾患がある場合も、HCGホルモンが異常に高値となり陽性反応が出ます。
  • ごく初期の流産: 化学的流産と呼ばれる、妊娠が成立しかけたものの早期に継続できなかった場合、一時的にHCGホルモンが上昇し陽性反応が出ることがあります。

妊娠検査薬で陽性が出た場合は、偽陽性の可能性も頭に入れつつ、必ず医療機関で正確な診断を受けることが重要です。

性行為があった時期との関係

アフターピルは主に排卵を遅らせることで効果を発揮します。
したがって、性行為があった時期が月経周期のどの段階だったかが、アフターピルの効果に大きく影響します。
最も妊娠しやすいのは排卵日の数日前から排卵日にかけてです。
この期間に性行為があり、すでに排卵が起きてしまっていた場合や、アフターピルの服用前に排卵が起きてしまった場合は、アフターピルによる避妊効果は期待できません。
「危険日」と呼ばれる排卵期に近い時期の性行為だった場合は、アフターピルの成功率が相対的に低くなる可能性があります。

アフターピル失敗のサインは?妊娠の可能性

アフターピルを服用した後、避妊が成功したかどうか不安になるのは当然です。
ここでは、アフターピルが失敗し、妊娠の可能性が考えられるサインについて解説します。
ただし、これらのサインは個人差があり、他の原因による場合もありますので、あくまで目安として参考にしてください。

消退出血がない・いつもと違う

多くの場合、アフターピル服用後数日から3週間以内に「消退出血」と呼ばれる出血が見られます。
これは、アフターピルに含まれるホルモンの影響で子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血であり、避妊が成功したサインの一つとされています。
しかし、この消退出血がない、あるいはいつもと違う(出血量が極端に少ない、期間が短い、通常の生理とは明らかに違う)場合は、避妊が成功しなかった可能性も考えられます。
ただし、消退出血はすべての人に必ず起きるわけではありません。
出血がなくても妊娠していないケースや、逆に消退出血と軽度の着床出血を区別するのが難しいケースもあります。

生理予定日を過ぎても月経が来ない

アフターピルを服用すると、ホルモンバランスが一時的に変化するため、その後の生理周期が乱れることがあります。
生理予定日がずれることは珍しくありません。
しかし、生理予定日から1週間以上経っても月経が始まらない場合は、妊娠の可能性を疑う必要があります。
生理が遅れている原因がアフターピルの影響によるものか、それとも妊娠によるものなのかを判断するためには、妊娠検査薬を使用するか、医療機関を受診することが必要です。

つわりなど妊娠初期症状がある

妊娠が成立すると、個人差はありますが、早い人で月経予定日頃から「つわり」などの妊娠初期症状が現れることがあります。
具体的な症状としては、吐き気や嘔吐、だるさ、眠気、乳房の張り、頻尿、味覚の変化などが挙げられます。
これらの症状は、必ずしも妊娠に特有のものではなく、体調不良やストレスなど他の原因によっても起こりうるものですが、アフターピル服用後にこれらの症状が見られた場合は、妊娠の可能性を考慮に入れる必要があります。

妊娠検査薬で陽性反応が出た

最も確実なサインの一つは、適切な時期に実施した妊娠検査薬で陽性反応が出ることです。
妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出して判定します。
アフターピル服用後、生理予定日から1週間以上経っても生理が来ない場合に妊娠検査薬を試すのが一般的です。
この時期に陽性反応が出た場合は、妊娠している可能性が非常に高いと考えられます。
ただし、前述のように偽陽性の可能性もゼロではありませんので、陽性反応が出た場合は必ず医療機関を受診し、医師による確定診断を受けてください。

アフターピル飲んだのに陽性反応が出たら

アフターピルを服用したにもかかわらず、妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、非常に驚き、不安になるでしょう。
しかし、落ち着いて適切に対応することが重要です。

妊娠検査薬を使う正しいタイミング

妊娠検査薬は、妊娠によって分泌されるHCGホルモンを検出します。
このホルモンは妊娠が成立して間もない時期から少しずつ分泌量が増えていきます。
市販されている一般的な妊娠検査薬は、生理予定日を1週間過ぎてから使用することで、より正確な結果が得られるように作られています。
これは、生理予定日頃になるとHCGホルモンが検査薬で検出できる量まで増加していることが多いからです。
フライング検査(生理予定日前に検査すること)をしても、HCGホルモンの量が十分でなく陰性と出てしまう場合や、ごく初期の妊娠に気づけない場合があります。
また、ごくまれに偽陽性が出ることもあります。
陽性反応が出た場合はもちろん、陰性でも生理が来ない場合は、改めて検査するか医療機関を受診しましょう。

妊娠検査薬が陽性だった場合の対処法

妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、妊娠している可能性が非常に高いと考えられます。
その後の対応としては、以下のステップで進めることが一般的です。

  1. 冷静になる: まずは落ち着いて状況を受け止めましょう。
    感情的にならず、冷静に今後のことを考える姿勢が大切です。
  2. 信頼できる人に相談する(任意): パートナーや家族、信頼できる友人など、相談できる相手がいれば話してみるのも良いでしょう。
    一人で抱え込まず、誰かのサポートを得ることで冷静な判断ができる場合があります。
  3. 医療機関を受診する: 妊娠検査薬での陽性反応は確定診断ではありません。
    必ず産婦人科やレディースクリニックなどの医療機関を受診し、医師による超音波検査などで妊娠の有無や子宮内妊娠かどうかの確認をしてもらいましょう。
    アフターピル服用後の妊娠であることや、前回の月経日、性行為があった日などの情報を医師に正確に伝えることが重要です。
  4. 今後の選択肢について考える: 妊娠が確定した場合、出産するか、人工妊娠中絶を選択するかなど、今後の選択肢について医師や相談員とよく話し合う必要があります。
    現在の状況、将来のこと、経済的なことなどを総合的に考慮し、ご自身にとって最善の選択をしてください。
    特に人工妊娠中絶には時間的な制限がありますので、早めに医療機関を受診し、選択肢について情報収集することが大切です。

病院(クリニック)を受診する目安

妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、できるだけ早く産婦人科やレディースクリニックを受診することをおすすめします。
具体的には、妊娠検査薬で陽性が出てから1週間~2週間以内、遅くとも生理予定日から2週間~3週間以内には受診するのが良いでしょう。
この時期であれば、超音波検査で胎嚢(たいのう:赤ちゃんを包む袋)が確認できることが多く、子宮内妊娠であるかどうかも判断できます。
子宮外妊娠(異所性妊娠)の早期発見のためにも、陽性反応が出たら早めの受診が推奨されます。
また、万が一人工妊娠中絶を選択する場合も、早い週数であるほど身体への負担が少なく、選択肢も広がるため、速やかに医療機関を受診することが重要です。
アフターピルを服用していることを忘れずに医師に伝えてください。

アフターピルが成功したサインは?

アフターピルを服用した後、避妊が成功したかどうかを知るための主なサインは、消退出血や月経の開始です。
これらのサインが見られた場合は、高い確率で避妊が成功したと考えられます。

消退出血はいつから起こる?期間は?

消退出血は、アフターピルに含まれる大量のホルモンが体内に取り込まれた後、薬の代謝が進んでホルモンレベルが急激に低下することによって子宮内膜が剥がれ落ちる現象です。
これは、卵胞ホルモンや黄体ホルモンが含まれるピルを一定期間服用し、休薬期間に入ったときに起こる生理のような出血と同じ仕組みです。
アフターピル服用後、多くの場合は3日から3週間以内に消退出血が起こります。
出血の量や期間には個人差があり、通常の生理と比べて量が少ない、期間が短いといった特徴が見られることもあります。
この出血があれば、排卵が抑制されたか、受精卵の着床が防がれた可能性が高く、避妊が成功したと考えられます。
ただし、出血があっても完全に妊娠の可能性が否定されるわけではありません。

消退出血がなくても避妊成功はある?

はい、消退出血がなくても避妊が成功しているケースはあります。
消退出血はアフターピル服用後の一般的な反応の一つですが、すべての人に必ず起きるものではありません。
アフターピルの種類や個人の体質、服用時のホルモンバランスなどによって、消退出血が起きないこともあります。
消退出血がなくても、その後の通常の月経(生理)が予定通り、あるいは多少の遅れはあっても始まった場合は、避妊が成功したと考えて良いでしょう。
ただし、消退出血がなく、さらに月経も遅れている場合は、妊娠の可能性を疑い、妊娠検査薬を使用するか医療機関を受診して確認することが必要です。

月経(生理)が来た場合

アフターピル服用後、予定していた時期に通常の月経(生理)が始まった場合は、避妊が成功した最も確実なサインと言えます。
アフターピルによって一時的にホルモンバランスが変動するため、月経周期が通常より数日~1週間程度ずれることはよくあります。
しかし、その遅れの後に、いつものような量や期間の月経が来た場合は、妊娠していない可能性が極めて高いです。

ただし、不正出血を月経と勘違いしてしまう可能性もあります。
通常の月経かどうか判断に迷う場合は、念のため妊娠検査薬を使用するか、医療機関に相談することをおすすめします。
月経が来たことを確認できれば、今回の避妊は成功したと考えて一安心できます。

確実な避妊のために(今後の対策)

今回の経験を踏まえ、今後同じような不安を繰り返さないために、より確実な避妊方法について考えることは非常に大切です。
アフターピルはあくまで緊急時の手段であり、日常的な避妊方法としては推奨されません。

低用量ピルについて

継続的で確実な避妊を望むのであれば、「低用量ピル」の服用が最も一般的な選択肢の一つです。
低用量ピルは、毎日決まった時間に服用することで、排卵を強力に抑制し、子宮内膜を薄くして着床を防ぎ、子宮頸管の粘液を変化させて精子の侵入を妨げるという複数のメカニズムで避妊効果を発揮します。
正しく服用した場合の避妊成功率は99.7%と非常に高く、これは他のどの避妊方法よりも優れています。

低用量ピルは避妊効果だけでなく、以下のような副効用も期待できます。

  • 生理痛の軽減
  • 月経前症候群(PMS)の緩和
  • 月経周期の安定化
  • 過多月経の改善
  • ニキビの改善
  • 卵巣がんや子宮体がんのリスク低下

低用量ピルは医師の処方が必要な薬剤です。
服用には血栓症などの副作用のリスクも伴うため、必ず医師の診察を受け、自身の健康状態やライフスタイルに合った種類のピルを選び、正しい服用方法や注意点について説明を受ける必要があります。
最近では、オンライン診療で低用量ピルを処方してもらうことも可能です。

その他の避妊方法

低用量ピル以外にも、様々な避妊方法があります。
それぞれの特徴を理解し、自身のライフスタイルやパートナーとの話し合いを通じて最適な方法を選択することが重要です。

  • コンドーム: 最も手軽で一般的な方法ですが、正しく使用しても破損や脱落のリスクがあり、避妊率は約82%と他の方法に比べてやや劣ります。
    また、性感染症の予防にもある程度有効ですが、完璧ではありません。
  • IUS(子宮内システム)/IUD(子宮内避妊具): 子宮内に小さな器具を挿入する方法で、長期間(3年~5年、種類による)の避妊効果が持続します。
    IUSはホルモンを放出するもの、IUDは銅イオンを放出するものがあり、いずれも高い避妊効果があります(99%以上)。
    一度装着すれば毎日何かをする必要がないため、服用の手間を省きたい方や長期的な避妊を希望する方に適しています。
    装着・除去には医療機関での処置が必要です。
  • 避妊リング(ペッサリー): 女性が性行為の前に膣に挿入するゴム製のリングで、子宮頸部を覆い精子の侵入を防ぎます。
    単独で使用するのではなく、殺精子剤と併用することで避妊効果を高めます。
    使用方法を習得する必要があり、避妊率はコンドームと同程度かそれ以下とされます。
  • 殺精子剤: 膣内に挿入または塗布して精子を殺傷する薬剤です。
    単独での避妊効果は低く、他の避妊方法(コンドームやペッサリーなど)と併用して使用されます。
  • 不妊手術(卵管結紮術、パイプカットなど): 永続的な避妊方法です。
    女性の卵管を結んだり切断したり、男性の精管を結んだり切断したりすることで、卵子と精子が出会えないようにします。
    非常に高い避妊効果がありますが、一度行うと元に戻すのが難しい(不可能ではないが、成功率は低い)ため、将来子どもを持つことを強く望まない方が選択する方法です。

これらの避妊方法について、それぞれのメリット・デメリットや、自身の体に合うかどうかは、医療機関で専門家(医師や助産師、看護師)に相談してアドバイスを受けることを強くおすすめします。
信頼できる日常的な避妊方法を持つことで、緊急避妊に頼る状況を避け、安心して過ごすことができます。

アフターピル飲んだのに陽性に関するよくある質問

アフターピルを飲んだのに妊娠した人はいますか?

はい、残念ながらアフターピルを服用したにもかかわらず妊娠に至るケースは存在します。
アフターピルは高い確率で妊娠を阻止しますが、100%ではありません。
種類や服用までの時間によって効果には差があり、前述のように服用タイミングの遅れ、すでに排卵・受精していた、服用後の嘔吐、他の薬との相互作用などが原因で効果が得られないことがあります。
そのため、アフターピルを飲んだとしても、妊娠の可能性がゼロになるわけではないことを理解しておくことが重要です。
服用後に妊娠が確認された場合は、医師に相談し、今後の対応について話し合う必要があります。

危険日にアフターピルを飲んでも妊娠する確率は?

「危険日」とは、一般的に排卵日前後数日間の最も妊娠しやすい時期を指します。
この期間に性行為があり、アフターピルを服用した場合、他の時期に比べて妊娠する確率がやや高くなる可能性があります。
その理由は、アフターピルが主に排卵を抑制する薬剤であるため、排卵がすでに起こってしまっている、またはまさに排卵が起ころうとしている緊迫したタイミングでは、薬の効果が十分に間に合わないことがあるからです。
特に排卵から時間が経過している場合は、アフターピルによる避妊効果は期待できません。
ただし、危険日だからといって必ず妊娠するわけではありませんし、アフターピルにも一定の効果は期待できます。
性行為があった時期に関わらず、避妊に失敗した場合はできるだけ早くアフターピルを服用することが推奨されます。
そして、服用後に妊娠が心配な場合は、必ず医療機関で相談してください。

まとめ

アフターピルを服用したのに妊娠検査薬で陽性反応が出たという状況は、強い不安や混乱を招くものです。
アフターピルは緊急時の避妊方法として有効ですが、100%妊娠を防げるものではなく、残念ながら妊娠してしまう可能性は存在します。
妊娠に至る原因としては、服用タイミングの遅れ、すでに排卵・受精していたこと、服用後の嘔吐、他の薬剤との相互作用などが考えられます。

もしアフターピル服用後に消退出血がない、月経が遅れている、妊娠初期症状が見られる、そして妊娠検査薬で陽性反応が出た場合は、妊娠している可能性が高いと考えられます。
妊娠検査薬で陽性が出た場合は、冷静に受け止め、必ず産婦人科やレディースクリニックを受診し、医師による正確な診断を受けてください。
妊娠が確定した場合、今後の選択肢について医師とよく話し合い、ご自身にとって最善の道を選択することが大切です。
特に人工妊娠中絶を選択する場合は、時間的な制限があるため、早めの受診が推奨されます。

今回の経験を機に、今後の避妊について真剣に考えることも重要です。
アフターピルはあくまで緊急手段であり、日常的な避妊としては低用量ピルやIUS/IUDなど、より確実な方法があります。
これらの避妊方法についても、医療機関で専門家から情報を得て、自身のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことをおすすめします。

不安な気持ちを一人で抱え込まず、必要であれば信頼できる相手や専門家に相談してください。
この記事が、あなたの不安解消と適切な行動の一助となれば幸いです。

免責事項:
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスや診断を代替するものではありません。
個々の状況については、必ず医療機関で医師の診断や指導を受けてください。
本記事の情報に基づいて生じたいかなる結果についても、当方は一切の責任を負いません。

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