男性カンジダ症の症状・原因・治療法|かゆみ、白いカス、性病か不安な方へ

男性のカンジダ症は、デリケートな部分に起こるため、その症状に気づいたときに不安を感じる方も多いでしょう。
性器のかゆみや痛み、いつもと違う分泌物など、さまざまなサインが現れることがあります。
しかし、「もしかして性病かも」「誰かに相談しにくい」と感じ、医療機関への受診をためらってしまうケースも少なくありません。
この記事では、男性のカンジダ症に焦点を当て、具体的な症状、感染・発症の原因、自然治癒の可能性、適切な治療法、そして性感染症との関連性について詳しく解説します。
ご自身の体の変化に気づき、この記事をお読みになっている方は、ぜひ今後の対応の参考にしてください。
症状が現れた場合は、決して自己判断せず、専門の医療機関に相談することが早期解決への第一歩です。

目次

男性カンジダ症の主な症状とは?

男性カンジダ症は、真菌の一種であるカンジダ菌によって引き起こされる感染症です。
女性の性器カンジダ症に比べると頻度は少ないとされていますが、男性も感染・発症することがあります。
主な症状は、性器や尿道に現れることが多く、その程度は軽い違和感から強いかゆみや痛み、ただれまで様々です。

特に、性器(亀頭や包皮など)に症状が現れるケースが一般的です。
ここでは、皮膚の赤みやかゆみ、白い分泌物などが特徴として挙げられます。
また、カンジダ菌が尿道に入り込むと、尿道炎を引き起こし、排尿時の痛みや違和感、尿道からの分泌物といった症状が出ることもあります。

これらの症状は他の性感染症や皮膚疾患と似ている場合もあるため、正確な診断には医療機関での検査が必要です。
自分の体に普段と違うサインが見られたら、まずはカンジダ症の可能性も視野に入れ、症状を注意深く観察することが大切です。

性器(亀頭・陰部)のカンジダ症状

男性のカンジダ症で最も多く見られるのが、性器、特に亀頭や包皮部分に現れる症状です。
これらの部位は湿度が高くなりやすいため、カンジダ菌が増殖しやすい環境と言えます。
症状は一つだけでなく、複数の症状が同時に現れることもあります。

男性器のかゆみ、痛み

男性カンジダ症で最もよく訴えられる症状の一つが、亀頭や包皮、時には陰嚢部にも及ぶ強いかゆみです。
かゆみの程度は人によって異なり、チクチクとした軽いかゆみから、我慢できないほどの激しいかゆみまで様々です。
特に、お風呂に入った後や体が温まった時、あるいは夜間に、かゆみが強くなる傾向があります。

かゆみに伴って、ヒリヒリとした痛み灼熱感を感じることもあります。
炎症が強くなると、触れただけで痛むようになることもあります。
掻きすぎてしまうと、皮膚が傷つき、さらに症状が悪化したり、他の細菌による二次感染を引き起こしたりする可能性もあるため注意が必要です。

男性器の白い苔状・カッテージチーズ状の分泌物

男性カンジダ症の非常に特徴的な症状として、亀頭や包皮の内側に白い苔のようなものや、ポロポロとしたカッテージチーズのような塊状の分泌物が付着することが挙げられます。
この分泌物は、剥がそうとすると赤くただれた皮膚が見えることがあります。

これらの分泌物は、カンジダ菌の塊や炎症によって剥がれ落ちた粘膜などが混ざったものです。
見た目の特徴からカンジダ症を疑う重要なサインとなります。
量が少ない場合や、シャワーなどで洗い流されて気づきにくい場合もありますが、よく観察することで発見できることがあります。

男性器の赤み、ただれ、水ぶくれ

カンジダ菌の増殖により、亀頭や包皮の皮膚は赤く炎症を起こします。
赤みは比較的広い範囲に現れることもあれば、斑点状に現れることもあります。
炎症が進行すると、皮膚の表面が剥がれ落ちたり、ただれが生じたりします。
ただれた部分は、下着との摩擦などで痛みを感じやすくなります。

まれに、小さな水ぶくれができることもあります。
水ぶくれが破れると、ジュクジュクとした状態になり、さらに炎症が広がる可能性があります。
これらの赤み、ただれ、水ぶくれは、カンジダ菌による皮膚への直接的な刺激やアレルギー反応などが複合的に関与して起こると考えられています。

男性器の皮膚のふやけ、亀裂

カンジダ菌は湿った環境を好むため、感染部位の皮膚が常に湿った状態になると、皮膚がふやけたような白色になることがあります。
特に、包茎の方や、しっかりと乾燥させないで下着を身につける習慣がある方に見られることがあります。

皮膚が炎症を起こして乾燥したり、ふやけた状態が続いたりすると、皮膚の柔軟性が失われ、ひび割れ(亀裂)が生じやすくなります。
亀裂は痛みを感じやすく、そこからさらに細菌などが侵入して感染を悪化させるリスクもあります。
これらの皮膚状態の変化も、カンジダ症の可能性を示唆するサインの一つです。

尿道のカンジダ症状

カンジダ菌は、性器だけでなく尿道にも感染し、尿道炎を引き起こすことがあります。
性器の症状ほど一般的ではありませんが、尿道の症状が現れることもあります。

排尿時の違和感・痛み

尿道にカンジダ菌が感染すると、尿道の粘膜に炎症が生じます。
この炎症によって、排尿時にチクチクとした違和感や、焼けるような痛みを感じることがあります。
症状が軽い場合は排尿の終わりにわずかに感じる程度ですが、炎症が強い場合は排尿中ずっと強い痛みを感じることもあります。

また、排尿の回数が増えたり、尿意を頻繁に感じるようになることもあります。
これは、尿道の刺激によって膀胱が過敏になるためと考えられます。
これらの排尿に関する症状は、淋病やクラミジアなど他の尿道炎と似ているため、やはり自己判断は禁物です。

尿道からの分泌物

尿道カンジダ症の場合、尿道から少量の分泌物が出ることがあります。
淋病のような黄白色で粘り気のある膿性の分泌物とは異なり、カンジダ菌による分泌物は透明かやや白っぽい色で、比較的サラサラしていることが多い傾向です。

分泌物の量は個人差があり、下着に少量付着する程度で気づきにくい場合もあります。
朝起きた時に尿道の出口にわずかに付着しているのを見つけて気づくこともあります。
分泌物の性状や量だけでカンジダ尿道炎と断定することは難しく、検査が必要となります。

男性カンジダ症で症状が出にくい・無症状の場合

男性の場合、女性に比べてカンジダ菌が原因で症状が出にくい、あるいは全く症状が出ない(無症状)ことがあります。
カンジダ菌は男性の性器にも常在していることがあり、体の抵抗力や環境が整っている限り、病原性を発揮しないためです。

特に、包茎でない男性は、亀頭や包皮が常に外部にさらされており、乾燥しやすいため、湿潤を好むカンジダ菌が増殖しにくい傾向があります。
また、たとえ感染しても、自然に体の免疫力で排除されることもあります。

しかし、無症状でもカンジダ菌を保菌している可能性はあります。
無症状のキャリアーである場合、自分自身は不自由を感じませんが、性行為によってパートナーにカンジダ菌をうつしてしまうリスクがあります。
特に、女性は男性に比べてカンジダ症を発症しやすいため、男性が無症状であってもパートナーの症状から自身の感染に気づくというケースもあります。

もしパートナーがカンジダ症と診断された場合は、たとえ自分に症状がなくても、医療機関で検査や相談をすることをおすすめします。

男性がカンジダに感染・発症する原因

男性がカンジダ症に感染・発症するのは、カンジダ菌という真菌が増殖しやすい条件が整ったときです。
いくつかの要因が考えられます。

カンジダ菌は常在菌

まず理解しておくべきなのは、カンジダ菌(主にCandida albicans)は、病原性の有無に関わらず、私たちの体の皮膚、口腔内、消化管、性器などにもともと存在することのある常在菌の一つであるという点です。
健康な状態であれば、体の免疫機能や他の常在菌とのバランスによって、カンジダ菌が過剰に増殖することはありません。
しかし、このバランスが崩れると、カンジダ菌が増殖し、カンジダ症として症状が現れます。

例えば、世界保健機関(WHO)の情報源でも、カンジダ症は、体内の様々な部位に生息する真菌、Candidaによって引き起こされる一般的な感染症として説明されています。

主な感染経路(性行為、自己感染など)

男性カンジダ症の主な感染経路としては、以下の二つが考えられます。

  • 性行為による感染:
    性器カンジダ症の主な原因の一つは、カンジダ症に感染しているパートナーとの性行為です。
    特に、女性の性器カンジダ症は比較的よく見られるため、性行為によって男性が感染するケースが多くあります。
    しかし、先述のように男性は無症状であることも多いため、気づかないうちに感染・回復している場合もあります。

  • 自己感染:
    体にもともと存在するカンジダ菌が、何らかの理由で増殖して性器に広がることによる感染です。
    例えば、消化管にいるカンジダ菌が便などを介して性器周辺に移動し、増殖するといったケースや、手などを介して他の部位から性器に菌を運んでしまうなどが考えられます。

発症リスクを高める要因(免疫力低下、衛生状態など)

カンジダ菌に感染しても、必ずしも症状が出るわけではありません。
発症するかどうかは、体の免疫状態や局所の環境に大きく左右されます。
以下のような要因は、カンジダ菌の増殖を促し、男性カンジダ症の発症リスクを高めます。

  • 免疫力の低下:
    風邪や他の感染症、過労や睡眠不足、精神的なストレスなどによって体の免疫力が低下すると、常在菌であるカンジダ菌が優勢になりやすくなります。
    糖尿病やHIV感染症など、免疫機能に影響を与える病気がある場合もリスクが高まります。

  • 抗生物質やステロイド薬の使用:
    長期にわたる抗生物質の服用は、体内の細菌叢のバランスを崩し、カンジダ菌と競合する細菌を減らしてしまうため、カンジダ菌が増殖しやすくなります。
    また、ステロイド薬も免疫抑制作用があるため、カンジダ症のリスクを高める可能性があります。

  • 不衛生な状態:
    性器周辺を清潔に保てていないと、汚れや垢が溜まり、カンジダ菌が増殖しやすい環境になります。
    特に包茎の方は、包皮の内側に汚れが溜まりやすく、湿度も高くなるため、非包茎の方に比べてカンジダ症になりやすいと言われています。

  • 過度な洗浄:
    逆に、石鹸などで過度に洗浄しすぎると、皮膚の常在菌のバランスが崩れたり、皮膚のバリア機能が低下したりして、カンジダ菌が定着・増殖しやすくなることがあります。

  • 湿った環境:
    通気性の悪い下着を長時間着用したり、汗をかいた後そのままにしたりするなど、性器周辺が常に湿った状態にあると、カンジダ菌が好む環境となり増殖を招く可能性があります。

これらの要因が複合的に関与して、男性カンジダ症は発症します。
思い当たる点がないか確認し、可能な範囲でリスクを減らす工夫をすることも大切です。

男性カンジダ症の自然治癒は期待できる?放置のリスク

男性カンジダ症になった場合、「自然に治るだろうか」と考える方もいるかもしれません。
しかし、症状が現れている場合は、基本的に医療機関を受診して適切な治療を受けることが推奨されます。

自然治癒の可能性について

男性カンジダ症は、女性の性器カンジダ症に比べて比較的軽症で済むことが多く、中には自然に症状が軽快するケースもゼロではありません。
特に、免疫力が回復したり、リスク要因(例:抗生物質の服用終了、衛生状態の改善など)が取り除かれたりすれば、体の自然な抵抗力によってカンジダ菌の増殖が抑えられ、症状が消えることも理論上は考えられます。

しかし、これはあくまで可能性であり、確実に自然治癒するとは限りません
症状が続いたり、悪化したりする可能性も十分にあります。
また、症状が一時的に軽快しても、体内にカンジダ菌が残っており、再び免疫力が低下した時などに再発するリスクも伴います。

症状を放置した場合のリスク

男性カンジダ症の症状を放置することには、いくつかのリスクが伴います。

  • 症状の悪化:
    カンジダ菌は放置すると増殖を続けるため、かゆみや赤み、ただれといった症状が悪化し、日常生活に支障をきたすほどの苦痛になる可能性があります。
    炎症が広がると、治療にも時間がかかるようになります。

  • パートナーへの感染:
    症状がある、または無症状でもカンジダ菌を保菌している状態で性行為を行うと、パートナーにカンジダ症を感染させてしまうリスクが非常に高まります。
    特に女性はカンジダ症になりやすく、一度感染すると再発を繰り返すこともあります。
    パートナーの健康を守るためにも、早期の治療が重要です。

  • 他の疾患との鑑別遅れ:
    性器のかゆみや赤み、分泌物といった症状は、カンジダ症だけでなく、淋病、クラミジア、ヘルペス、梅毒といった他の性感染症や、アレルギー性皮膚炎、湿疹など、さまざまな病気でも起こり得ます。
    カンジダ症だと思って自己判断で放置している間に、実際は別の重い病気だったという可能性もあります。
    正確な診断と適切な治療が遅れると、病気が進行したり、合併症を引き起こしたりするリスクが高まります。

  • 慢性化・再発:
    不完全に治療したり放置したりすると、カンジダ菌が完全に排除されず、症状が慢性化したり、症状が消えてもすぐに再発したりしやすくなる可能性があります。

これらのリスクを避けるためにも、性器や尿道にカンジダ症が疑われる症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診して診断を受け、適切な治療を開始することが最も確実で安全な方法です。

男性カンジダ症の検査・治療法

男性カンジダ症が疑われる場合、医療機関では問診や視診に加え、必要に応じて検査を行い、診断に基づいて適切な治療を行います。

医療機関での検査方法

医療機関でのカンジダ症の検査は比較的簡単に行われます。

  • 問診・視診:
    医師はまず、症状がいつから始まったか、どのような症状か(かゆみ、痛み、分泌物の性状など)、性行為の状況(新しいパートナーがいるか、パートナーの症状など)、既往歴(糖尿病、免疫疾患など)、内服中の薬(抗生物質、ステロイドなど)について詳しく尋ねます。
    次に、性器の状態を目で見て確認します。
    亀頭や包皮の赤み、ただれ、白い付着物の有無などを観察します。

  • 顕微鏡検査・培養検査:
    カンジダ症が強く疑われる場合、病変部の皮膚を軽くこすったり、分泌物を採取したりして、検体を顕微鏡で観察します。
    カンジダ菌は顕微鏡で比較的容易に確認できるため、この検査で迅速に診断がつくことが多いです。
    より詳しい検査として、採取した検体を培養し、カンジダ菌を増殖させて菌の種類を特定したり、薬剤への感受性を調べたりすることもあります。
    培養検査は診断の確定や治療薬の選択に役立ちますが、結果が出るまでに数日かかります。

これらの検査によって、カンジダ菌の存在を確認し、他の病気ではないことを確認して診断が確定します。

主な治療方法(抗真菌薬の軟膏、内服薬)

男性カンジダ症の治療には、真菌であるカンジダ菌の増殖を抑えたり殺したりする抗真菌薬が使用されます。
症状の程度や範囲によって、主に以下のいずれか、または両方が用いられます。

  • 外用薬(軟膏・クリーム):
    性器の皮膚に症状が現れている場合は、抗真菌薬の軟膏やクリームが処方されるのが一般的です。
    数種類の成分がありますが、クロトリマゾール、ミコナゾール、ラノコナゾールなどが含まれたものがよく使われます。
    通常、1日数回、患部に直接塗布します。
    症状が改善した後も、医師の指示に従ってしばらく塗布を続けることで、再発予防につながります。
    外用薬は局所的な効果が期待でき、全身性の副作用のリスクが低いという利点があります。

  • 内服薬:
    外用薬での治療が難しい場合(例:範囲が広い、尿道に症状がある)、外用薬で効果が不十分な場合、あるいは再発を繰り返すような場合には、抗真菌薬の内服薬が処方されることがあります。
    フルコナゾールなどが一般的に使用されます。
    内服薬は全身に作用するため、性器だけでなく尿道など、体の内側のカンジダ菌にも効果を発揮します。
    通常は短期間の服用で効果が得られますが、医師の指示された用法・用量を守ることが重要です。
    内服薬には副作用のリスク(肝機能障害など)も伴うため、医師の判断のもと慎重に使用されます。

どちらの治療法を選択するにしても、医師の指示通りに薬を使用することが非常に大切です。
症状が消えたからといって自己判断で薬の使用を中止すると、菌が完全に死滅しておらず再発する原因となることがあります。
また、症状が改善しない場合や悪化する場合は、再度医師に相談しましょう。

男性カンジダ症は市販薬で治せる?

女性用の性器カンジダ症の治療薬は、薬局やドラッグストアで市販されています(医療用医薬品からスイッチされたものなど)。
これらの市販薬には、医療機関で処方される外用薬と同じ有効成分(クロトリマゾール、ミコナゾールなど)が含まれているものが多いです。
市販薬については、市販薬に関する情報源などで解説されていることもあります。

しかし、男性が自己判断でこれらの市販薬を使用することは基本的におすすめできません
理由は以下の通りです。

  • 診断の不確かさ:
    市販薬は「カンジダ症である」という診断が確定していることを前提としています。
    しかし、性器のかゆみや赤み、分泌物といった症状は、カンジダ症以外の病気(他の性感染症、皮膚疾患など)でも起こり得ます。
    自己判断で市販薬を使っても、実際は別の病気であり、適切な治療が遅れてしまうリスクがあります。

  • 男性の症状への適応:
    市販されているカンジダ治療薬の多くは、女性の腟カンジダ症を対象として開発・承認されています。
    男性の性器カンジダ症への有効性や安全性は十分に確認されていない場合があります。

  • 尿道カンジダ症への効果:
    市販薬は外用薬であり、尿道の内部に感染したカンジダ菌には効果が期待できません。
    尿道に症状がある場合は、内服薬による治療が必要になることが一般的です。

  • 正確な使用方法:
    市販薬を自己判断で使用する場合、適切な量や期間が分からず、効果が得られなかったり、症状が悪化したりする可能性があります。

これらの理由から、男性が性器や尿道にカンジダ症のような症状を感じた場合は、市販薬に頼るのではなく、必ず医療機関を受診して正確な診断と適切な処方を受けるようにしましょう。

市販薬と処方薬の違いについて、簡単な表で比較します。

項目 市販薬(女性用カンジダ薬など) 医療機関の処方薬
入手方法 薬局・ドラッグストアで購入可能 医師の診察・処方箋が必要
対象 主に女性の腟カンジダ症(製品による) 医師が診断した症状・疾患全般
有効成分 処方薬と同じ成分を含むものもある カンジダ症に適した様々な成分・剤形がある
診断 自己判断に頼る 医師による正確な診断に基づいている
適用部位 外用薬の場合、主に女性の腟内や外陰部を想定 外用薬(性器皮膚用)や内服薬(全身作用)など多様
安全性 自己判断での使用は診断遅れや不適切な治療のリスク有 医師の管理下で使用され、合併症や他の疾患考慮

カンジダは性病?男性からパートナーへうつる?

男性カンジダ症について考える上で、「性病なのか?」「パートナーにうつしてしまうのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

カンジダ症の分類(性病か性器の感染症か)

カンジダ症は、厳密には性感染症(STI: Sexually Transmitted Infections)に限定される疾患ではありません
なぜなら、性行為がなくても、体にもともと存在するカンジダ菌の増殖や、性行為以外の経路(例:自己感染)で発症することがあるからです。
前述のように、カンジダ菌は常在菌であり、免疫力の低下や特定の薬剤の使用など、性行為とは無関係な要因でも発症します。

この点は、世界保健機関(WHO)の情報源でも、カンジダ症が性感染症に限定されない一般的な真菌感染症として説明されていることからも確認できます。

しかし、性行為によって感染が拡大することもあるため、広い意味では性感染症の一つとして扱われることもあります。
特に、パートナー間で感染を繰り返すようなケースでは、性行為が感染経路となっている可能性が高いと考えられます。

そのため、カンジダ症は「性器の感染症」であり、かつ「性行為によって感染する可能性もある感染症」という理解が適切です。
性病専門のクリニックでも扱われることが多いのはこのためです。

パートナーへの感染リスクと注意点

男性がカンジダ症の場合、性行為によってパートナー(特に女性)にカンジダ菌をうつしてしまうリスクは十分にあります。
女性は男性に比べてカンジダ症を発症しやすく、一度感染すると再発を繰り返す方も少なくありません。

パートナーへの感染を防ぐためには、以下の点に注意が必要です。

  • 治療中の性行為を避ける:
    自身に症状がある場合や、治療期間中は性行為を控えることが最も確実な予防策です。
    症状が改善しても、医師に完治の確認が取れるまでは注意が必要です。

  • コンドームの使用:
    治療期間中などで性行為を行う必要がある場合は、コンドームを正しく使用することで、菌の受け渡しリスクを減らすことができます。
    ただし、コンドームですべての感染を防げるわけではありません。

  • パートナーの検査・治療:
    自身がカンジダ症と診断された場合、パートナーもカンジダ菌に感染している可能性があります。
    特に、パートナーに性器のかゆみやおりものの異常といった症状がある場合は、パートナーも一緒に医療機関を受診し、検査と治療を受けることが推奨されます。
    ピンポン感染(パートナー間で感染を繰り返すこと)を防ぐためにも、カップル同時に治療することが効果的です。

カンジダ症は治る病気ですが、パートナーへの配慮が非常に重要となります。

カンジダのような症状が出たら医療機関へ相談しましょう

男性のカンジダ症は、性器のかゆみや痛み、白い分泌物、赤み、ただれなど、様々な症状が現れることがあります。
これらの症状は、カンジダ菌という比較的ありふれた真菌によって引き起こされますが、他の性感染症や皮膚疾患と似ているため、自己判断は非常に危険です。

症状を放置すると、悪化したり、パートナーに感染させてしまったり、あるいは別の病気の発見が遅れてしまったりするリスクがあります。

もし、ご自身の性器や尿道に普段と違う症状が現れた場合は、恥ずかしがらずに速やかに医療機関を受診することをおすすめします。
受診すべき診療科としては、泌尿器科皮膚科、または性感染症科などがあります。
これらの専門医であれば、正確な診断と、ご自身の状態に合った適切な治療を受けることができます。

早期に治療を開始すれば、比較的短期間で症状を改善させることが可能です。
体のサインに気づいたら、まずは専門家へ相談しましょう。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の疾患の診断や治療を推奨するものではありません。
具体的な症状がある場合は、必ず専門の医療機関を受診し、医師の診断と指示に従ってください。

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