痛風といえば、「風が当たるだけでも痛い」と聞きますよね。
しかし、痛風の詳しい症状や原因について知らない方も多いでしょう。
万が一、痛風を引き起こした場合に冷静に対処するためにも、事前に痛風について理解する必要があります。
痛風をそのまま放置してしまうと、ほかの疾患を引き起こす可能性が考えられます。
本記事では、痛風の症状や原因について解説します。
現在、痛風でお悩みの方や今後のためにも通風に関して知っておきたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
痛風とは
痛風は、関節に尿酸の結晶が溜まることにより、関節に激しい炎症が出る病気です。
通常、体内の尿酸は尿として排泄されますが、過剰な尿酸が蓄積してしまうと、関節内に尿酸結晶が沈着して、痛みや腫れが現れます。
尿酸値が7.0mg/dLを超えると「高尿酸血症」といわれており、尿酸値が高いほど、また高尿酸血症の期間が長いほど、痛風を発症する可能性が高まります。
痛風の患者数は約100万人もいるとされており、痛風予備軍の人は約1,000万人以上いるともいわれており、珍しい症状というわけではありません。
そのため、痛風を避けるためにも、普段の食生活や生活習慣に気をつけることが大切です。
痛風の原因
痛風の原因は、尿酸です。尿酸は、体内で過剰になると結晶化して関節にたまり炎症を起こします。
そもそも尿酸とは、プリン体という物質が肝臓で分解される際に作られるものです。
プリン体とは、細胞の核内にあるDNAやRNAに含まれる成分であり、新陳代謝により放出されます。
プリン体が肝臓で分解されて尿酸となります。プリン体は食べ物からも摂取できる物質です。
1日に作られる尿酸は約700mgで、同量が排泄されて、体内の尿酸は約1,200mgが維持されています。
しかし、尿酸が過剰に作られたり、排泄できなくなったりすると、尿酸が多くなり血液内の尿酸の量が増加します。
結晶化した尿酸が蓄積すると、結節という結晶の塊ができ、結節から結晶がこぼれてしまうと白血球は攻撃を始めるのです。
そのため、炎症に繋がり、関節に急激な痛みが生じます。このような関節痛のことを痛風といいます。
痛風の症状
痛風は、風に当たっても痛いといわれるほどの激痛があるといわれています。
そのため、痛風は痛い病気であるということを理解している方も多いでしょう。
しかし、具体的に痛風にはどのような症状があるのでしょうか？
以下では、痛風の主な症状について解説します。
急激な関節痛
痛風の症状として現れるのは、急激な関節痛です。
関節痛は、風に当たるだけでも痛いといわれているように、強い痛みで歩くことすらままならない場合があります。
とくに足の裏に近い親指の付け根や指先に現れることが多く、関節が急激に腫れ上がり、赤くなり、触れるだけでも痛みを伴います。
痛風発作が繰り返されてしまうと、関節に慢性的な損傷が残り、慢性痛風性関節炎として知られる状態に進行する恐れがあるため注意が必要です。
そのため、急激な関節痛がある場合は、早期に医療機関で診察を受けましょう。
関節炎
関節痛が酷くなると、関節炎になります。
痛風により関節炎になりやすい場所は以下のとおりです。
- 足の親指の付け根
- 足首
- 膝
- 手首
- ひじ
関節炎は通常、急性の痛風発作の際に現れます。
尿酸が体内で過剰に生成されたり、排泄が不足したりすると、尿酸結晶が関節に堆積して関節炎を招きます。
関節炎の症状としては、痛みと腫れです。痛風発作の際は、患部が赤くなり、触ったり動かしたりすると強い痛みが生じるでしょう。
合併症を引き起こす場合も
痛風を発症しているにも関わらず、治療を受けない、放置してしまうと合併症を引き起こす恐れがあります。
合併症として現れるのは、脳血管障害、心疾患、腎障害、尿路結石などです。
痛風が進行して末期症状が現れると、腎臓にも悪影響があり、尿酸が腎臓に蓄積して尿酸腎症を引き起こすことがあります。
尿酸腎症は、腎機能が損なわれることがあり、進行してしまうと腎臓病や尿路結石のリスクが高まるでしょう。
また、痛風を引き起こす人は、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいといわれています。
痛風は糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が合併しやすくなり、動脈硬化が進行します。そのため、痛風を発症した場合は放置せずに、早めの治療を心がけましょう。
痛風の症状が続く期間は1〜2週間程度
痛風は通常1〜2週間程度で治まります。
しかし、痛風の原因とされている高尿酸血症を放置してしまうと、痛風が繰り返し発症してしまいます。
早く痛風の症状を収めるためにも、継続して早期治療するようにしましょう。
痛風の前触れ
痛風発作の前触れとして現れる症状は、関節の違和感やムズムズした感覚です。
上記のような症状は、尿酸の異常な蓄積が始まり、尿酸結晶が関節痛を引き起こす前に見られます。
関節への違和感は、とくに足の親指の付け根や膝、足首などに現れることが一般的です。
関節の違和感は、具体的に関節が重く感じたり、いつもとは違う感覚があったりすることを指します。
普段とは異なる感覚のため、関節に違和感がある場合は痛風の初期症状である可能性が考えられます。
また、ムズムズ感も痛風の前触れとして現れることがほとんどです。
関節や周囲の組織で、不快な感覚やわずかな痛みが生じて、長期間にわたって続くことがあります。
とくに、夜間や安静時に強まり、患者は関節に異変を感じるでしょう。
上記のような前触れは、痛風発作の数日から数週間前に現れます。
そのため、少しでも関節に違和感やムズムズした感じが現れた場合は、すぐに医療機関を受診して治療を始めましょう。
また、痛風の初期症状がわからないという方は、事前に症状をチェックして当てはまるか確認してください。
痛風を発症する人の特徴
痛風を発症する人の特徴は以下のとおりです。
- 肥満の人
- レバーや魚卵などのプリン体を多く含む食品をよく食べる人
- 飲酒する人
- 家族に痛風患者がいる人
- 男性
まず、痛風を発症する人は、女性と比べても男性の方が多い傾向にあります。
女性が痛風を発症しづらいには、腎臓から尿酸の排泄を促す働きがある女性ホルモンによる作用が理由です。
肥満の人は、体内の尿酸の生成が増加して、尿酸が蓄積しやすくなります。そのため、痛風の発症が上昇してしまうのです。
また、プリン体を多く含むレバーや魚卵などをよく食べる人も痛風の可能性が高まります。
レバーや魚卵は、プリン体が豊富に含まれており、過剰に摂取してしまうと尿酸の増加につながります。
そのため、プリン体を摂取しがちの方は、プリン体の摂取を制限するよう心がけてください。
プリン体の摂取だけでなく、普段からアルコールを摂取する方も注意が必要です。
アルコールは、尿酸の排泄を妨げて、尿酸の蓄積を促進させます。とくに、ビールはプリン体も多く含まれているため、痛風を引き起こす可能性があるでしょう。
さらに、家族に痛風患者がいる場合も遺伝により痛風を引き起こすことがあります。
家族に痛風を引き起こしたことがある方がいる場合はとくに要注意です。
痛風を引き起こさないためにも、上記に当てはまらないか確認して、普段の食事や生活習慣に気をつけましょう。
痛風の治療方法
痛風を発症した場合は、放置せずに医療機関で治療を進めることが大切です。
適切に治療を進めるためにも、治療方法についても事前に確認しておきましょう。
以下では、痛風の治療方法について解説します。
痛風発作の治療法
痛風発作が現れた場合、まずは炎症を抑えるための治療が実施されます。
炎症を抑える際は、早く痛みを抑えることを重視した薬が利用されます。
とくに利用される薬は以下のとおりです。
- NSAIDs
- ステロイド内服薬
- コルヒチン
NSAIDsは、インドメタシンやジクロフェナクなどの鎮痛薬です。また、ステロイドの内服薬は抗炎症ホルモンを直接内服できるため、腫れや炎症を抑えられるでしょう。
また、コルヒチンは白血球が関節内の尿酸に作用することを押さえて痛風の症状を抑えられます。
上記のお薬を患者様の状態や症状、基礎疾患の有無、重症度に応じで使い分けます。
痛風の症状がある場合は、なるべく運動をしない、局部を冷やす、痛み止めを服用することが大切です。
しかし、初めて通風になった際は、尿酸値を下げる薬は使われません。
発作がある際に使用すると、血中に溜まった尿酸を外に追い出そうとする反応が加速して、関節内の尿酸の結晶が関節に沈着しやすくなります。
結果、痛風の症状が長引く恐れがあるため、医師と相談した上で服用するようにしましょう。
高尿酸血症の治療法
高尿酸血症を治療すると、今後の痛風発作を予防する役割があります。
高尿酸血症に対する治療方法は以下のとおりです。
- 尿酸産生抑制薬
- 尿酸排泄促進薬
尿酸産生抑制薬は、尿酸を体につくる経路を妨げて、血中の尿酸値を下げる効果があります。
また、尿酸排泄促進薬は、尿から尿酸を排泄しやすくして血中の尿酸値を下げることに効果的です。
しかし、上記のお薬は、痛風の症状を抑える薬ではありません。あくまでも体内の尿酸を減らして、痛風を予防する薬です。
何回も痛風を発症してしまう場合、痛風を抑えるコルヒチンを長期に渡って投与すると痛風発作を抑えられるでしょう。
痛風の予防方法や対策
痛風を発症すると関節の痛みや炎症を引き起こすため、日常生活でも大きな影響を与えます。
そのため、できるだけ痛風にはなりたくないという方も多いでしょう。
痛風を引き起こさないためには、日頃から生活習慣や食生活に気をつけて予防する必要があります。
痛風の予防方法や対策としてできることは以下のとおりです。
- 食事の量を控える
- アルコールを控える
- 水分を摂取する
- 有酸素運動を取り入れる
- ストレスを発散する
以下では、痛風の各予防方法について解説します。
食事の量を抑える
痛風を予防するためには、食事の量を抑えましょう。
とくに、プリン体や過剰なカロリー摂取を避けて、栄養バランスがいい食事を心がけてください。
まず、食事の量において、プリン体の摂取をよく管理しましょう。
痛風の原因である尿酸は、プリン体が代謝されることにより生成されます。例えば、レバーや魚卵、エビなどはプリン体が豊富に含まれている食品です。
普段から上記のような食品を食べている場合は控えるように心がけて、代わりに低プリン体の食べ物を選びましょう。
また、カロリーにも要注意することが大切です。過剰なカロリー摂取は、肥満の原因であり、肥満は痛風の発症を促します。食べ過ぎや摂取カロリーの過剰摂取を改善して、体重をコントロールしましょう。
健康的な食事習慣を身につけるには、野菜や果物、全粒穀物、低脂肪の乳製品、鶏肉や中ななどのタンパク質をバランスよく摂取することが重要です。
バランスよく栄養を摂取すると、栄養の偏りを防いで体内の尿酸のバランスを維持できるでしょう。
自分で栄養バランスを考慮した食事を摂取するのは難しいという方は、医師や栄養士に相談してみるといいでしょう。
専門家によるアドバイスを受けると、個人の状態に合わせて栄養摂取でき、体重管理もはかどり、痛風予防につながります。
アルコールを控える
痛風の発症予防のためには、アルコールの摂取を控えましょう。
アルコールは肝臓でプリン体の生成を促して、体の尿酸値を上げる作用があります。
とくにビールには、プリン体が豊富に含まれており、尿酸の増加を引き起こす可能性が高まります。
一方、ウイスキーやウォッカなどの蒸留酒やぶどう酒などは、ビールほどのプリン体が含まれていません。
しかし、アルコールの摂取量を適切に管理しなければ、通風を発症する可能性はあります。
厚生労働省では「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」は、一日の平均純アルコール摂取量で男性は40g以上、女性は20g以上と記載しています。
アルコールの過剰摂取は、痛風だけでなく生活習慣病にもつながるため、適切な量を確認して過剰な飲酒を避けることが大切です。
また、飲酒を控えることはもちろん、アルコールの種類についても要注意です。
糖分が多く含まれているカクテルや、カクテルを作る際に使用されるシロップは、余分なカロリーや砂糖を摂取してしまいます。
糖分を摂取しすぎると痛風や体重の増加、糖尿病のリスクを高めます。
飲酒習慣を変えることは、痛風だけでなく生活習慣病を予防につながるため、まずは摂取する日数や量を減らしていき、徐々に調節していくようにしましょう。
水分を摂取する
痛風を予防するためには、水分摂取も重要です。
通常、尿酸は尿路して排出されます。しかし、水分不足になると尿酸の排泄が阻害されて、尿中の尿酸濃度が上昇しやすくなります。
そのため、水分摂取は重要といえるでしょう。
厚生労働省では、1日に必要な水分の摂取量は2.5Lとしています。一般的な成人が健康維持のために必要な水分摂取量であり、痛風予防にも同様の水分摂取が必要でしょう。
水分の中でもとくに必要なのは、単純な水の摂取です。水分摂取としてポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクを飲む方もいるでしょう。
しかし、スポーツドリンクにも糖分やカロリーが多く含まれるものもあり、加増摂取してしまうと体重増加を引き起こして痛風のリスクを高めます。
そのため、単純な水を積極的に取ることが痛風予防や健康の維持にも繋がるでしょう。
また、水分摂取を分散して行うことも重要です。食事と一緒に水分摂取すると、尿酸が尿に溶けやすくなり、尿酸の結晶化を防ぎます。
1回に多くの水分を摂取するのではなく、こまめに摂取することが大切です。
とくに、アルコールを摂取する際は十分な水分摂取が必要です。
先述したとおり、アルコールは尿酸の排泄を妨げる原因であり、水分摂取することで緩和できます。
そのため、アルコールを摂取すすりは、アルコールと同じ分量以上の水を摂取するといいでしょう。
有酸素運動を取り入れる
適度な有酸素運動も痛風予防に効果的です。
有酸素運動をすると、全身の循環を促進させて尿酸の排泄をサポートします。
そもそも有酸素運動とは、心臓や呼吸器を活発に動かす運動です。
ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などは代表的な有酸素運動としてあげられます。
有酸素運動を週に3回以上、30分以上続けると、体内の尿酸排泄が促進し、尿酸の蓄積を避ける結果、痛風予防に繋がります。
しかし、筋トレや短距離走などの激しい運動の場合、体内で作られるプリン体の量を増やして、尿酸を排泄する働きを抑えるため、有酸素運動がおすすめです。
また、有酸素運動は、体重を管理する効果があります。運動によりエネルギーを消費すると、不要な体脂肪を減少して肥満予防できるでしょう。
肥満になると、尿酸の増加を引き起こすリスクが高まるため、痛風予防のためには体重の維持を心がけてください。
ストレスを発散する
痛風を予防するためには、ストレスを溜め込まないことが大切です。
ストレスが溜まると、尿酸値が上がりやすくなる傾向にあります。とくに、ストレスにより暴飲暴食してしまう方やアルコールを過剰摂取してしまう方は要注意です。
ストレスの発散方法としては、先述した有酸素運動がおすすめです。
その他にも、深呼吸や瞑想などのリラックス法も効果的でしょう。
深呼吸や瞑想は、神経系を安定させて、ストレスによる身体的な反応を和らげる効果があります。少しの時間でも毎日取り入れるだけで、心に余裕が生まれるでしょう。
また、睡眠もストレスの蓄積を防ぐ上で重要です。
十分な睡眠は、規則正しい睡眠週間を作ります。逆に、睡眠の質が低かったり、睡眠不足の状態が続いたりすると、免疫力の低下や生活習慣の乱れに繋がります。
そのため、十分な睡眠を取るように心がけましょう。
さらに、趣味に没頭することもストレス発散に効果的です。仕事や日常生活の中で楽しみを作ったり、充実感を得たりすることは、心身のバランスを保つためにも重要です。
趣味がないという方は、新しい趣味を見つけてみるのも良いのではないでしょうか。
それでも、ストレスが無くならないと感じる方は、専門の医師に相談することも手段の一つです。悩みを溜め込んでしまうことは心身に影響があります。
カウンセリングや心理療法は、ストレスの原因を突き止めて適切に対処できます。精神科に通うことに抵抗を感じている方もいますが、専門家の助けを借りることも時には大切です。
そのため、ストレスが溜まっていると感じたら、ためらわずに医師に相談しましょう。
痛風に対する適切な食事
痛風を発症してしまった場合は、食事に気をつけなければいけません。
痛風の際の適切な食事は以下のとおりです。
- プリン体が多い食事を避ける
- コーヒーを摂取する
- 乳製品を摂取する
以下では、痛風にたいせ売る適切な食事について解説します。
プリン体が多い食事を避ける
痛風を発症した際は、プリン体が多い食事を避けましょう。
プリン体は体内で尿酸に変換されて、尿酸が蓄積して痛風の原因となります。そのため、プリン体の制限は重要です。
プリン体が含まれる食事は以下のとおりです。
- レバー類
- 赤身魚
- 白子
- 肉類
- エビ類など
とくに、動物の内臓はプリン体が豊富に含まれているため、避けなければいけません。
プリン体の多い食事を避けるためにも、果物や野菜、低脂肪の乳製品を中心にした食事を摂取すると良いでしょう。
コーヒーを摂取する
コーヒーは痛風の発症抑制に効果的です。
2016年に約135,302人を対象にした臨床実験では、コーヒーの摂取量が多い方は、少ない方よりも痛風の発症率が0.43倍になったという結果が報告されました。
コーヒーにはカフェインだけでなく、多くの抗酸化物質やポリフェノールが含まれています。
上記のような成分が、通風による炎症を抑制して、抗酸化作用を発揮します。
また、コーヒーが通風に効果的な理由は、尿酸の排泄を促進する効果があるからです。
コーヒーに含まれている成分により腎機能を向上させて、尿酸を効果的に排泄する作用が期待できます。
そのため、尿中の尿酸濃度が低くなり、痛風のリスクが減少するでしょう。
コーヒーの摂取量としては、個人の体質や健康状況により異なるため、専門の医師や栄養士によるアドバイスを受けると安心です。
しかし、コーヒーを摂取しすぎると眠りの質を悪化させたり、不眠症、胃の不調を引き起こす恐れがあります。
そのため、過剰に摂取するのではなく、適度にコーヒーを摂取することが大切です。
乳製品を摂取する
乳製品の摂取も、痛風予防や軽減に効果的です。
乳製品は尿酸値の低下を促す効果が認められており、痛風や尿酸値を気にしている方にとっくにおすすめです。
また、乳製品にはカルシウムやタンパク質が豊富に含まれており、カルシウムは骨や葉の形成や維持に、タンパク質は筋肉の構築や修復に効果があります。
しかし、乳製品には脂肪分が含まれているため、摂取のしすぎには注意です。
とくに、全脂乳製品や高脂質のチーズはカロリーが高く、肥満に繋がるでしょう。
さらに、乳製品にはわずかにプリン体が含まれています。個人差はありますが、食べ過ぎると痛風の原因にもなるため注意しましょう。
まとめ
本記事では、痛風の症状や原因について解説しました。
痛風を発症した際に現れる症状は、急激な関節痛や関節炎です。
漢字のとおり、「風に当たるだけでも痛い」激痛が現れます。
とくに、足の指の付け根や足首、肘、手首、ひじなどに症状が現れます。
痛風を発症する原因は、プリン体が肝臓に分解される際に発生する尿酸です。
尿酸が過剰に生成されたり、適切に排泄できなくなったりすると、尿酸が多くなり痛風を発症します。
痛風を防ぐためには、以下の５つのポイントを心がけましょう。
- 食事の量を控える
- アルコールを控える
- 水分を摂取する
- 有酸素運動を取り入れる
- ストレスを発散する
上記のポイントを心がけると、痛風だけでなく生活習慣病を避けることにも効果的で、健康を維持できるでしょう。
通風を発症した場合は、放置すると合併症を引き起こす可能性があります。
そのため、痛風の症状があったり、痛風の疑いがあったりする場合は、早期に医療機関で診察を受けて治療を開始させましょう。