武蔵野市 胃がん内視鏡検診
制度の内容と、お申し込みから受診までの流れをご説明します。
執筆・監修 PROFILE
日本内科学会認定 総合内科専門医/日本消化器病学会認定 消化器病専門医/
日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医/日本肝臓学会認定 肝臓専門医/
日本ヘリコバクター学会 ピロリ菌感染症認定医
武蔵野市胃がん内視鏡検診
武蔵野市胃がん内視鏡検診は、市が行う対策型検診です。口または鼻から内視鏡を入れ、食道・胃・十二指腸の一部を観察します。当院は市の指定医療機関です。胃がんは、日本人に多いがんのひとつです。その多くはピロリ菌の感染を背景として発生します。初めのうちは症状が出にくいため、症状がないうちに調べておく意味があります。
| 対象 | 令和9年3月31日時点で50歳以上の武蔵野市民で、昨年度この検診を受けていない方 |
|---|---|
| 受診回数 | 2年に1回 |
| 受診期間 | 令和8年6月1日(月)〜令和9年2月27日(土)※医療機関の休診日を除く |
| お申し込み | 令和8年4月1日(水)〜令和9年1月14日(木)/武蔵野市健康課へ |
| 定員 | 1,800名(申込順) |
| 費用 | 2,000円 |
| 検診項目 | 問診/胃内視鏡検査(経口または経鼻) |
| 持ち物 | 胃がん内視鏡検診受診券シール、健康保険証 |
| 結果 | 市から後日郵送(おおむね3〜4週間後) |
※最新の情報は武蔵野市の公式ページをご確認ください。
対象となる方
- 令和9年3月31日時点で
50歳以上の方 - 武蔵野市内に住民登録のある方
- 昨年度、市の胃がん内視鏡検診を受けていない方
(受診は2年に1回です)
※同じ年度内に、胃がんエックス線検診と胃がん内視鏡検診の両方を受ける事はできません。
また、胃がん内視鏡検診を受けた翌年度は、内視鏡検診・エックス線検診のどちらも受けられません。
受診にあたっての注意事項
市の検診の対象外となる方
- 胃腸の病気で治療中の方
(ピロリ菌の除菌中を含みます) - 過去に胃の手術を受け、全摘出された方
- 妊娠中または妊娠の可能性のある方
- 入院中の方
(疾患の種類は問いません) - 職場など、他に受診の機会がある方
医師の判断により受診をお見送り
いただく場合
- 咽頭や鼻腔に重い病気があり、内視鏡を入れる事ができない方
- 呼吸不全のある方
- 急性心筋梗塞や重い不整脈などの心臓の病気がある方
- 出血しやすい傾向が明らかな方、またはその疑いのある方
- 収縮期血圧が極めて高い方(検査の直前に血圧を測り、受けられるかを判断いたします)
- 全身の状態が悪く、胃内視鏡検査に耐えられないと判断される方
申込から受診までの流れ
費用について
検診の費用は2,000円です。
生活保護を受給されている方は、生活福祉課で受給証明書の発行を受け、受診時にご持参いただくと免除されます。なお、内視鏡で観察した結果、異常が疑われる場合に組織を採って調べた場合(生検)は、保険診療として別途自己負担がかかります。鎮静剤をご希望される場合も、別途1,650円のご負担となります(次項をご覧ください)。
鎮静剤について
武蔵野市の検診では、鎮痛薬・鎮静薬を原則として使用しません。ただし、内視鏡検査は決して楽な検査ではありません。ご本人が使用をご希望される場合は、医師から十分にご説明したうえで、同意をいただいて使用する事ができます。この場合、鎮静薬の費用は全額ご負担いただく事になり、当院では別途1,650円を頂戴しております。鎮静剤を使用すると、うとうとした状態で検査を受けていただけます。
一方で、検査当日は一日中、車・バイク・自転車の運転ができませんので、公共交通機関でお越しください。持病やお薬によっては、鎮静剤を使用できない事があります。当院では、妊娠中および妊娠の可能性のある方の内視鏡検査は行っておりません。時期については、ご出産後にあらためてご相談ください。
バリウムとの違い
武蔵野市の胃がん検診は、内視鏡検診と胃部エックス線検診(バリウム)のいずれかを選ぶ形式です。同じ年度内に両方を受ける事はできません。バリウムは胃の形をとらえる検査で、内視鏡は粘膜を直接見る検査です。バリウムでは、気になる所が見つかっても確定診断ができないため、「要精密検査」となった場合は改めて内視鏡検査を受けていただく事になります。
内視鏡であれば、その場で組織を採って調べる事ができます。一方で、バリウムには少量の放射線被曝があり、内視鏡にはのどや鼻に内視鏡が触れる違和感があります。ご負担の性質がそれぞれ違いますので、ご自身が受けやすいほうをお選びください。両者の詳しい違いは胃カメラのページでご説明しております。エックス線検診をご希望の方は、武蔵野市のご案内をご確認ください。
当院の胃がん
内視鏡検診の特徴
担当する医師
検査を担当するのは、日本消化器内視鏡学会認定の消化器内視鏡専門医です。男性の院長と女性医師の2名が対応いたします。女性医師も内視鏡を担当しており常勤ですので、女性医師をご希望の方もご予約をお取りいただきやすいと思います。担当日は内視鏡担当医表でご確認ください。
鼻からの検査について
鼻から入れる経鼻内視鏡は、舌の付け根に触れにくいため、口から入れる場合に比べて「オエッ」となりにくいのが特長です。ただし鼻炎などで鼻腔が狭い方は内視鏡が通らない事があり、その場合は口からの検査になります。
検査に使用する機器
細径内視鏡「GIF-1200N」(先端部外径5.4mm)と、内視鏡システム「EVIS X1」を使用しております。内視鏡は学会の基準にそって一件ごとに洗浄・消毒しております。
検査の流れや機器の詳しい解説は、胃カメラのページをご覧ください。
要精査・対象外の方
検診の結果で「要精密検査」となった場合も、当院でそのまま精密検査から治療、その後の経過観察まで続けられます。改めて別の医療機関をお探しいただく必要はありません。当院には消化器・肝臓・総合内科の専門医がおりますので、たとえばピロリ菌が見つかった場合の除菌と、その後の定期的な確認まで、一つの窓口で対応いたします。除菌をしても胃がんのリスクがゼロになるわけではないため、その後も続けて見ていく必要があります。
対象外の方
50歳未満の方、昨年度この検診を受けた方、胃腸の病気で治療中の方など市の検診の対象に当てはまらない方、お申し込みの期間を過ぎてしまった方、定員に達してしまった方、もっと詳しく調べておきたい方。こうした場合も、当院の内視鏡ドック(自費)や、症状のある方は保険診療の胃カメラでお受けいただけます。どちらが適しているかは、ご相談のうえでご案内いたします。
よくある質問
お申し込み先は武蔵野市健康課です。当院ではお申し込みを受け付けておりません。
ハガキ、封書、電子申請、または保健センター内の健康課窓口で受け付けています。詳しい方法は武蔵野市のご案内をご確認ください。お申し込み後、受診券シールがお手元に届きましたら、当院にご予約ください。令和8年度は、令和9年1月14日(木)まで受け付けています。
定員は1,800名で、申込順です。定員に達した時点で受付が終了となりますので、お早めにお申し込みください。
受診期間は令和8年6月1日(月)から令和9年2月27日(土)までです(医療機関の休診日を除きます)。受診券シールは、武蔵野市健康課へのお申し込み後、5月下旬以降に順次お手元へ届きます。
お申し込みからしばらく経っても届かない場合は、武蔵野市健康課へお問い合わせください。当院では受診券シールの発行や再発行はできません。受診券シールが届きましたら、当院にご予約ください。ご予約の際は、お手元に受診券シールをご用意ください。武蔵野市の検診では、鎮痛薬・鎮静薬を原則として使用しません。
ただし、ご本人が使用をご希望される場合は、医師から十分にご説明したうえで、ご同意をいただいて使用する事ができます。この場合、鎮静薬の費用は全額ご負担いただく事になり、当院では別途1,650円(税込)を頂戴しております。
検査当日は一日中、車・バイク・自転車の運転ができませんので、公共交通機関でお越しください。持病やお薬の内容によっては、使用できない事がございます。武蔵野市の胃がん検診は、胃部エックス線検診(バリウム)と胃がん内視鏡検診のいずれかを選ぶ形式です。同じ年度内に両方を受ける事はできません。また、内視鏡検診を受けた翌年度は、どちらも受けられません。
有効性評価に基づく胃がん検診ガイドラインでは、胃X線検査と胃内視鏡検査のいずれも推奨グレードBとされており、どちらか一方が優れているという評価ではありません。
バリウムは胃の形をとらえる検査で、内視鏡は粘膜を直接見る検査です。バリウムでは確定診断ができないため、「要精密検査」となった場合は改めて内視鏡検査を受けていただく事になります。一方でバリウムには少量の放射線被曝があり、内視鏡にはのどや鼻に内視鏡が触れる違和感があります。ご負担の性質が違いますので、ご自身が受けやすいほうをお選びください。胃腸の病気で治療中の方は、市の検診の対象外となります。ピロリ菌の除菌中も治療中に含まれますので、市の検診としてはお受けいただけません。
ただし、除菌中や除菌後の方は、胃がんのリスクを見ていくうえで定期的な胃カメラが必要です。この場合は保険診療でお受けいただけますので、市の検診ではなく通常の診療としてご相談ください。
当院はヘリコバクター学会の認定医が在籍しており、除菌の判定からその後の経過観察まで続けて対応いたします。内視鏡で観察した結果、異常が疑われる場合には、ご希望される方のみ、病変の一部をつまんで組織の検査を行う事があります(生検)。
生検を実施した場合は、その部分が保険診療となり、検診の費用とは別に自己負担がかかります。金額は採取した組織の数によって変わりますので、検査の際に医師からご説明いたします。
健康保険証を必ずお持ちください。市の検診の対象に当てはまらない場合も、当院で胃カメラをお受けいただけます。
気になる症状がある場合や、健診で指摘を受けて詳しく調べる必要がある場合は、保険診療となります。症状がなく、念のため調べておきたいという場合は、健康保険が使えないため自費(内視鏡ドック)でのご検討となります。
どちらが適しているかは、問診のうえでご案内いたしますので、まずはご相談ください。
ご予約・ご相談はこちら CONTACT
受診券シールがお手元に届いたら、当院にご予約ください。ご予約はWEB・LINE・お電話(0422-29-3876)から承っております。
WEB予約は24時間対応で、キャンセルもWEBから行えます。
まだお申し込みでない方は、まず武蔵野市健康課へお申し込みください(市の申込ページはこちら)。
参考にした主なガイドライン・文献
- 武蔵野市「胃がん内視鏡検診」
https://www.city.musashino.lg.jp/kenko_fukushi/kenko_hoken/kenkoshinsa_gankenshin/gankenshin/1024237.html - 申込フォーム/指定医療機関一覧(PDF)
https://www.city.musashino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/024/237/R08.pdf - 胃がんエックス線検診
https://www.city.musashino.lg.jp/kenko_fukushi/kenko_hoken/kenkoshinsa_gankenshin/gankenshin/1027238.html